ＭＡＤを見てすら、本編がいかに整合性の取れてない話だったかというのがよくわかる（笑）。
ぶっちゃけ本編を２度は見たくなかったんでこのＭＡＤが２回目の視聴になるんだけど、ストパンやガルパンに比べて心躍らなかった理由の一つが改めてわかった。*1破綻してるストーリーはもちろんのことだが、もう一つはこの「海」だ。
クライマックスシーンのほとんどが同じ色に塗り潰された「海」で展開するせいで、背景が綺麗とか作品世界の風情を感じるとか、そういう感慨が全然浮かんでこない。ストパンなんかも「空」なわけだけど、劇場版をはじめとして「都市上空での空中戦」とか「川沿いに左右に建つ建物の間をすり抜ける」といった、空戦ならではの迫力を感じさせるシーンがちゃんと演出されていた。実在の都市をモチーフにした場所で市街戦をやらかしたガルパンは言わずもがなだ。
この画面で「高速戦闘」をやられても、あたかも予算を削られたガンダムが黒一色の宇宙空間で戦闘するように、まるで迫力が感じられない。最終回でこれだからな……。
*1:一回目の視聴では「脚本がおかしすぎる」という感想しか湧かなかったので……。
