これは面白い企画

【血を見る覚悟で】ラブライバーに好きな「アイマス」キャラ聞いてみた


 似てる、というだけでいえば海未と千早とかの方が似てるし、単に「似てるキャラがいる」とかそういう視点では説明できないんだろう。
 何ら裏づけがあるわけじゃないけど、私はラブライバーに美希の人気が高いのは「キャラクターの造形が一番新しい」からじゃないかと思う。765プロの他のメンバーは、なんだかんだいってもう10年前のキャラクター造形だし。美希のような「天才」、響のような「いじられキャラ」、貴音のような「不思議ちゃん」は、結構最近確立されたキャラクターのテンプレートな気がする。例えば、もしシンデマスのキャラも混ぜていいなら「凛」が人気だったんじゃないかなぁ。
 あと、アイマスラブライブの大きな違いとして、最初に出たゲームの特性から「公式が固定したユニット」が出せなかったというのがある。一応、自由にユニットが組めるのがアーケードの売りで、組み合わせをユーザーに任せていたところがゲーム性の幅だったので、ラブライブでいう1年生組、2年生組、3年生組、みたいなユニットはなかった。そこは、公式にユニットを固定してきたバンナム自身の「ミリマス」とも毛色が違う。


 ちなみにこれ、逆に聞いたら(アイマスpに好きなラブライブキャラを聞く)どういう答えが返ってくるんだろう。興味があるな。私が好きなキャラは、強いて言えばアライズのあんじゅ。理由はもちろん、中の人がエイラ=おりょうさんだからなんだけど(笑)。

そしてまたゼノグラ話

 ところで、この記事でもゼノグラシアについて触れられている。10thライブのパンフレットにゼノグラシアが載っていたとかで最近ちょっと話題になっていたようだ。今この段階で「実はゼノグラシア好きだった」とか「ゼノグラシア意外に面白いじゃん、何で黒歴史だったの」とか語ることには、まったく意味はないと思う。
 前にブログで書いたけど、あれはあの時、あのタイミングで「アイマスプロジェクトのその後の展開が見えておらず、*1舞himeプロジェクトに飲み込まれそうに見えた」というのを実体験していないと理解できないだろう。「アイマス声優のライブで西武ドームを満員にできるほどプロジェクトが安泰」になっている現在の情勢から当時を振り返れば何とでも言えてしまう。
 「なぜ声優を変えたのかわからない」という感想も同じだ。それは「ゼノグラシア舞himeスターシステムで作られた作品だから」であって、当時アニメ、漫画、ゲーム、小説とメディアミックス展開を進め、恐らくアイマスより遥かにメジャーで売り上げも高かった舞hime側の情勢から見れば不思議でもなんでもないキャスティングなのだ。ラジオ番組も別に製作されており、双方のキャストの行き来は絶無(ゲストに呼ばれたことさえない)で、曲も使われたことがない。
 しかし、10年という時間で情勢は変わり、今や舞himeが話題に上ることはほとんどなくなった。つまり、今になって「あれも結構面白かったよね」というのは、あくまでも時間の流れを経た上での「勝者の余裕」なのだ。そういった人たちだって、アイマスの次のアニメ化で「キャスティングは全員ラブライブの中の人と交代してもらい、今のキャストには役を降りてもらいます」と告げられれば心穏やかではいられないのではないだろうか? 当時のゼノグラシアとは「そういう作品」だったのである。

*1:2007年1月の360版から2008年2月まで1年以上、ラジオとCD以外の展開がなかった。