なるほどね

「冬コミでは通報が始まり…」同人誌擁護派のマンガ家・赤松健、すべてのコミケファンのため“ひとり”立ち上がる!


 なんか、TPP絡みのこの人の発言を追っていくと「コミケはいいけどニコニコはダメ」みたいな妙なバイアスがかかってる気がしたんで調べてみたら──


赤松健氏ニコニコ動画に怒り 「毎月525円取って違法UPされてる著作者には配分0」「何が黒字達成だよ」までの経緯


 個人的にニコニコが嫌いだってだけなのね。この人、やってることは立派なのかもしれないけど今ひとつ無条件に応援する気にならないのは、こういうところで個人的な好悪や感情を剥き出しにしてるように見える*1ところなんだよな。
 今のニコニコは天下の角川と組んじゃってるわけだし、公式アニメやマンガをガンガン配信してるし、5年前にこの人がヘイト垂れ流してた頃とは状況もかなり違ってるんだけども、その辺把握してるように見えないのがなんとも。
 今のニコニコのあり方を肯定するわけではないし、コミケを否定するわけでもないんだが……この人自分がコミケで同人誌売ってたからってコミケにやたら好意的だけど、自分で言ってる「他人の創作物で“利益”を上げているかどうか」っていう観点のみで客観的に見れば、「無許可で他人の著作物の二次創作を売ってる*2」というコミケの方が「基本、ほとんどの動画製作者が利益を上げていない*3」ニコニコよりよっぽどヤバい。「ニコニコは一斉削除」っていうのはたぶんこの人の個人的な願望が混ざってるんだろう。


 ただまぁ、今のニコニコは突然方針変更しても何しても不思議じゃない、とは思う(笑)。

*1:上のリンク先では、ニコ動が著作者に一円も利益を還元しないことに憤ってるけど、そこまで言うなら自分はデュープリズムの同人誌の売り上げをスクエニにちゃんと還元したのか是非聞きたいところだ。

*2:それも莫大な利益を上げている人間がごく一部にいる。

*3:メーカー公認のクリエイター奨励プログラムを利用する実況者などの例外を除く。