そんな伏線あったっけ……?


 艦これ絡みであちこちのサイトを巡っていたら、こんなところを発見。

幌筵泊地の提督

(略)
まるゆが実の娘であることを匂わせる描写がある。


 これを目にした時思わず「え!?」とか口をついて出てしまった。陽炎抜錨は結構読んでたつもりだったが、そんな描写には全く気づかなかったからだ。
 もちろん、伏線の前段の「幌筵泊地の提督に娘がいて、艦娘になっている」ところまでははっきり書かれてたんで覚えてたんだけど、それがまるゆだということが匂わされるシーンには心当たりがなかった。とはいえ、私は友人から指摘されるまでフェイト・ホロウアタラクシアの「カレン」が「言峰神父の娘」であることに全然気づいてなかったという前科があるので、何か見逃したかと思ってもう一度提督とまるゆの登場シーンを総ざらえしてみた。


 ……うーん。もしかして、エピローグで涼風が口走った「そーいえば、提督の部下にさあ」から、阿武隈とのやり取りまでが根拠ってことかな。確かにそう読めなくもない描写だけど……実の父親と娘を同じ鎮守府に配属するだろうか。しかも提督はともかく、まるゆの側にまったく気づいている様子がない。あれだけ小規模な鎮守府で提督と艦娘の面識がないというのも妙だから、艦娘になった時に記憶をなくしたとか? いや、でも陽炎はちゃんと艦娘になる前のことを覚えてるみたいだし……。
 もしこれ以外の描写が根拠なら、私が見落としてるってことだけど。
 私自身は、この伏線はこの巻では投げっぱなしで、最終巻の夕雲型の誰かがそうなのかな、くらいに漠然と思ってたんだけども……。