しんみりした

 最初はいつもの野尻氏の発言を見かけて頭が煮えかけたんだけど、流れでクレギオンのことを調べてたらなんだかしんみりしてしまった。


ホビー・データのころ


 「そもそもクレギオンはそんなハードSFじゃなかっただろ!」とも言いたかったんだけど、クレギオンの歴代のグランドマスターを時系列で追っていくと、お堅い展開だったという初期の頃に野尻氏がグランドマスターになってすぐに降り、終わりも近くなった頃になってあの築地氏がマスターを務めていたりして、いろいろ事情があったんだろうなぁ、と。
 当時の関係者の発言を見てると、元々はTRPGを作るために作られた会社だったらしいのに、肝心のTRPGは本体とサプリが2つ出たくらい。ホビーデータが倒産する前後には、別のネットゲームのスタートセットにOVAをつけて大赤字になってたりとか、なんかヒートアップした頭がクールダウンし「あぁ……そんなことになってたのか……」と、最初の発言がどうこうより、むしろ諸行無常を感じてしまった。


 何より残念なのは、これは野尻氏だけの話じゃないが、かつてのPBM関係者って、小説について語ってくれることはあっても、ゲーム(特にTRPG)について語ってくれることがほとんどないことかなぁ。クレギオン、蓬莱、阿修羅、夜桜……TRPG化されてるネットゲームって結構多いはずなんだけどね。まぁ、M2のN◎VAの惨状とかを考えると、お互い黒歴史だから触れたくないのかもしれない(笑)。