実物を見てきた

7インチサイズの超小型ノートPC「GPD Pocket」の国内販売がスタート


 TGSの時に思ったけど、実際現地までいって現物を見たいと思うのは、新しいハードウェアが出た時なんだよな……。

 というわけで、見てきた。上の記事を読んでたんで、売り切れていることは承知済み。ただ、実際どういうハードウェアなのか触ってみたかった。
 どうやらツクモ本店以外では扱っていないらしく、別店舗に行ったら本店を案内された。売り切れではあるが、展示用の機体はまだ残っていた。やはり興味がある人が多いのか、大体誰かが貼り付いている(そう思ったから平日に行ったのだが、それでも人がいた)。自分も含め、打鍵感等を知りたいと思うのはまぁ当然だと思う。
 前に張り付いていた人が終わるのを待って、触ったり持ち上げたりしてみた。……思ったより軽くて小さい。LifeTouchNoteと大差ないだろうと予想していたが、やはりモバイル機器で100g以上の差は大きい。LifeTouchNoteはファブレットとタブレットの中間サイズだが、GPDPocketはファブレット+キーボードと言っていいと思う。
 キーピッチは大きく、Mobioやリブレットを触ってた身としては、むしろもうちょっと小さくてもいいからキーレイアウトを何とかしてほしいと思ったくらい。たまたまその時デスクトップに残されていた、恐らくテスト打ちのテキストファイルにも「このキー配列に慣れるのは大変そうだ」と書かれていた(笑)。ありがちな話だが、バックスペースとデリートがタイプミスしやすい位置にあるとか、数字キーだけ大きさが違うとか。
 気になったのはそれくらいだったんだけど、じゃあ在庫があったらその場で買ったかというと、微妙。待ち望んでいた端末のはずなのに、今一つ気が乗らない。


 違和感の正体に気がついたのは、隣のGPDWINの十字キー部分に触れた瞬間だった。見た目はコンシューマゲーム機のコントローラのように見えるが、触ってみると明らかに作りがやわい。酷使したらあっさり壊れそうだ。恐らく、Winタブレットとして作られているディスプレイや通信周りなどはノウハウがあるんだろうけど、その他のハードウェア部分に取ってつけた感が否めないというか。
 しかし繰り返しになるが、現状では他の選択肢がない。悩ましいところだ。