あやめに見られてた


 こ、これはデレ劇1233話、1235話ネタか(笑)。

やっぱり追加クラスは盛り上がる


 そろそろアリアンロッドに動きが欲しいな、と思っていたところに待望の新刊。しかも嬉しい誤算があった。

 私が欲しかったのはワールドガイドだったんだけど、最初タイトルを見た時点での印象は「NOVAクロニクルみたいな、過去の歴史をデータ化した本かな?」というものだった。さらに帯を見たところ、追加クラスのサプリのように書かれている。「クラスの追加の方が盛り上がるからしょうがないか」と思いつつ読み進めたら、実のところ本書は「追加クラスデータ+ワールドガイド+キャンペーンシナリオ」、それもそれぞれが密接に関係のある(キャンペーンをクリアするとクラスが追加される。また、その舞台がワールドガイドになっている)なかなか濃いサプリだった。
 ただ、ぱっと見だと割と取り扱い注意のデータのようにも見える。というのも、このデータを採用するだけで、通常のメジャーアクションやマイナーアクションの他に「レガシーアクション」という行動が追加されるのだ。それも、メジャーアクションを強化する系の能力とかかと思いきや、ウォーロックの「ソードマジック」などは攻撃アクションである(なぜかミリタント等には存在しない)。実質追加行動というわけだ。ところでこのスキル「精霊剣で攻撃した後飛び退って距離をとる」って、FF14の赤魔導師の「デプラスマン」というアクションを連想させるんだが……。

 後書きによれば、ユーザーが一番望んでいるのはエネミーガイドなのだそうだ。うーん、確かにセッション頻度の高いプレイグループだとそうなるのかもしれない。私の場合、読み物としても読んで面白いサプリが希望なので、アリアンロッドの形式だとエネミーガイドはそれほど優先度は高くない。D&D系のモンスターコンペディウムとかみたいな形式なら、モンスターのデータだけじゃなく生態とか背景設定まで書かれているから、そのままシナリオソースに使えるんで大歓迎だけど。