NGでもOKでOKでもNG


 これ作る手間新作と変わらないよな……。
 それはさておき、他のキャラはそうでもないけど、青娥だけは素と違う性格をワザと演じてるっぽく見えるな。

これは買わないな……

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 小さいことももちろん大事なんだけど、私にとっては「TVモード、テーブルモード、携帯モードを使い分けられる」ことこそが重要なんで、これは選択肢に入らないな……。

コロコロ少年の思い出(22)・続々・嫌われ者は誰だ

ブルードラゴン


 ある時、プレイグループ内のプレイヤーから「(クラシック)ダンジョンズアンドドラゴンズなのに、君のシナリオにはドラゴンが全然出てこないな」と言われた(笑)。
 「君も私も同じセッションで綺麗な氷柱になったのを忘れたのか?」……という言葉が喉まで出かかったものの、声には出さなかった。実際、シナリオでドラゴンをどう扱おうか迷っていたのは確かだった。

 CD&Dダンジョンマスターが「適切な遭遇」を決める際の目安がルールブックに記載されている(メディアワークス版であればダンジョンマスターズのP479)。「PCたちのレベルの合計が敵のヒットダイスの合計の半分以下なら弱い敵、同じから半分までなら少々手ごわい」である。なお、メディアワークス版だと「敵が特殊能力を持っている」(ヒットダイスに「*」マークが付いている)ことを考慮する文がない(新和版はプレイングガイドかどこかで「*一つに付き1.5倍換算」と書かれていた気がする。マスタールールセットのダンジョンマスターズハンドブック9ページを参照)。
 この目安は、少なくともドラゴンにはまったく当てはまらない。
 スモールレッドドラゴンのヒットダイスは10。レベル4のPCが5人のパーティだとレベル合計は20なので、弱い相手という判定になる。しかし、このドラゴンの平均HPは45。パーティで一番HPの高いファイターが、HP決定ダイスで全部最大値を振ったとしてもレベル4でのHPは32、耐久度も最大だと仮定してもHP44である。出会い頭のドラゴンブレスを一発食らった時点でセービングスロー判定に失敗すれば即死だ。

 迷った末に、私がセッションに初めて登場させたのがブルードラゴンだった。セッション仲間には「ドラゴンといえば赤いのばっかりだとありがちかなと思ってブルードラゴンを出してみた」と話したが、実は本当の理由は違う。
 ブラックドラゴンブルードラゴン以外だと、パーティが一撃で全滅する可能性があったからである。正直言って、最初にこの二種類以外のドラゴンを登場させたDMがいるとしたら、相当勇気があると思う。
 クラシックダンジョンズアンドドラゴンズにおけるドラゴンの色の違いは、もちろん強さの違いであり、また性格の違いも表している。ただ、それに加えてもう一つ重要な違いがあった。ドラゴンブレスの種類が違ったのだ。
 ブラックドラゴンは酸、ホワイトドラゴンは冷気、グリーンドラゴンは毒ガス、ブルードラゴンは稲妻、レッドドラゴンは炎。それぞれ吐くものが異なる。また、吐く物の種類によって、効果範囲が異なる。酸と稲妻は直線、冷気と炎が円錐状、毒ガスは雲状範囲(ゲーム上はスクエア型)である。

 普通に考えると、ルールブックにある表の確率の「ドラゴンが眠っていた」場合を除けば、ドラゴンと遭遇した際に周りを取り囲むように配置できる可能性は低いだろう。ダンジョンの通路から広間に出たなどのタイミングで遭遇したのであれば、パーティは前衛を前に隊列を組んでいる可能性が高い。この状況で雲状、あるいは円錐状のブレスを使われると、問答無用でパーティ全員が効果内に入ってしまう。しかもルールブックには「最初はブレスで攻撃してくるのが普通」とまで書かれているのだ。ファイターが即死するダメージは、他のメンバーも当然即死。そしてこの攻撃は回避できない。セービングスローに成功してやっと「半減」である。
 加えて、レッドドラゴンのブレスは、スモールドラゴンであってもファイアボールの射程より遠くまで届くのだ。
 これに対して、ブラックかブルーだとブレスは直線状に飛ぶため、対象は少なければ一人、多くても並んでいるメンバーだけに限られる。「初手で全滅」という事態だけは避けられるわけだ。
 ならブラックドラゴンでも良さそうなものだが、私は当時ドラゴンランスの1巻「廃都の黒竜」を読み、ブラックドラゴンが強酸のブレスでパーティを半壊に追い込んだ時の描写が余りにも悲惨という印象が強かった。これに対してブルードラゴンは、女戦士キティアラの騎竜でメッチャカッコ良く登場する。

 実際の戦闘では、パーティがもっと成長してからの遭遇だったこと、ブレスの標的がファイター一人だったことから、一撃で壊滅や死人発生という惨事にはなることもなく、パーティは無事ドラゴンキラーの称号を得られた。プレイヤーのうち一人がドラゴンを使い魔にしようと服従ダメージを与えることを頑強に主張し、反対したメンバーとあわやパーティ内戦闘になりかけたため、むしろプレイグループの記憶としてはそちらの方が鮮明だったかもしれない(笑)。