本当にやりやがった(笑)


 第2期最終話の感動を自ら台無しにしていくスタイル(笑)。

コントローラーが……

akiba-pc.watch.impress.co.jp


 スマホと繋げられるとはいっても、コントローラ見る限り、普通のビデオ操作みたいなのしか出来なさそうだけど……。
 そういえば、鳴り物入りで展示されてたソニースマホプロジェクタみたいなやつは後継機の噂をまったく聞かないな……。

一度ケチが付くと……

gigazine.net


 もはや内容以外の部分でしか騒がれないゲームになってしまったな……。

コロコロ少年の思い出(17)・「嫌われ者は誰だ」

 今日もクラシック・ダンジョンズアンドドラゴンズの(以下定型文)。



 (15)でプレイヤーに好まれたマジックアイテムについて書いたが、今回はその逆。プレイヤーに嫌われるモンスターの話である。一種類のモンスターについてではなく、思い出のあるモンスターについて触れていきたい。

キャリオンクロウラー

 いきなり分かる人だけ分かるモンスターに。CD&Dで最初に出てくるモンスターは、ソロアドベンチャーパートに登場する邪悪な魔術師バーグルに使役されるゴブリンだが、そのまま赤箱の冒険を進めていくと、かなりの高確率で次に遭遇するのがこのモンスターである。なぜなら、赤箱のダンジョンマスターズガイドの最初のシナリオの冒頭に登場するモンスターだからだ。
 ダンジョンに入る前に落ちている戸板を調べると出てくるというインパクトのある登場で、最初に出てくる割にはえげつないなかなかの強敵である。攻撃が当たると麻痺して動けなくなるという特殊能力持ちだが、最大の脅威はその攻撃回数。なんと1ラウンドに8回攻撃を仕掛けてくる。これでヒットダイス(レベル)3のモンスターだから驚きである。これを超える攻撃回数のモンスターは、エキスパートレベルまでだと12本首のヒドラくらいだろうか? 一回の攻撃での麻痺確率は低くても、8回やられるとかなりの確率になる。
 なのに、別にダンジョン探索のために戦闘が必須の相手というわけでもない。よって、このシナリオを経験したプレイヤーの共通認識は「落ちている戸板には触るな」になるのだ。
 ちなみに、私は自作シナリオにこのモンスターを登場させたことはない。8回命中判定をするのが面倒だったからである(笑)。

ラストモンスター

 これまたD&Dをやっているものには有名なモンスターである。触手による攻撃がヒットすると金属製の装備を錆びさせるというもので、高価な装備もあっという間に無力になる上マジックアイテムでさえ(金属なら)錆びさせる。冒険者にとっては恐怖以外の何者でもない。
 このモンスター、D&DのオリジナルモンスターでD&D(もしくはパスファインダー)以外には登場しないにもかかわらず、なぜかSNEの「モンスター・コレクション」に掲載されている。能力が特徴的だからだろうか。旧版にはD&Dのオリジナルモンスターであることが明記されているものの、ラストモンスターを倒すには「木の武器を持った者、例えば魔法使いが最適任者」などと明らかに間違った記述がある。昨日書いたとおり、マジックユーザーの武器は基本的にダガーで思いっきり金属製であるし、ルールによっては(例えば3rd)「より大きい金属に向かってくる」と書かれているので、鎧を着た戦士がいるのに魔法使いに向かってくることはまずありえない。
 新版ではこの記述は削除されているが、なぜかD&Dのオリジナルモンスターである旨も削除されてしまっている。
 
 ちなみに、私自身はこのモンスターを一回登場させて、二度と登場させなかった。何故かというと、戦闘バランスを取るのが非常に難しくなるからである。ラストモンスターとの戦闘でではなく、その次の戦闘で、だ。
 特に、鎧に攻撃がヒットした場合、その次の戦闘からPCはアーマークラス9(盾があっても8)で戦闘を行うことになる。ここで「ラストモンスターの攻撃を受けなかったこと」を前提とする敵を出すと、当該PCだけがかなりの苦戦を強いられる。敵のほとんどの攻撃が当たってしまうからだ。逆に「ラストモンスターの攻撃を受けること」を前提とした敵を出し、実際には装備が温存された場合、簡単に一蹴されてしまう。その意味では、ラストモンスターとの遭遇は「最後」にあれば、プレイヤーに脅威を感じさせ、かつその後に装備を補充させられるので最適だが、この「動物」をその日のシナリオの最後に持ってくるのは、少々盛り上がりに欠ける。
 そんな訳で「扱いづらい」敵だった。

ドッペルゲンガー

 私自身がマスタリングするセッションで、初めて死人を出したのがこのモンスターである。また同時に、死人が出たからでもあるが、最初にプレイグループで論議を呼んだモンスターでもある。
 ドッペルゲンガーがどういうモンスターかは、D&Dを知らない人でも見当がつくかもしれない。PCの一人とそっくりに化けていつの間にか入れ替わり、チャンスを狙って後ろからパーティを攻撃する。知識までも入れ替わったPCと違いがない。だが問題は「いつの間にか入れ替わる」の部分だ。この時代のPCは、基本的に単独行動をしない。パーティ単位で行動し一人になることがないから、そっくりに化けたところで、通路の向こうから歩いてくれば偽者だとすぐ分かってしまう。
 なので、私はこういう手法を取った。冒険中にパーティの後を追跡させ、別の敵との戦闘中に後ろから襲い掛からせたのだ。ランダムで決定したPCに化けて、そのPCに戦闘を挑む。ドッペルゲンガーのみを攻撃できるのは化けられたPCだけで、残りのPCは「攻撃したら半々でドッペルゲンガーに当たる」とした。その結果、前にも書いたように戦士の攻撃が魔法使い本人に当たり、即死した。 
 しかし、ドッペルゲンガーの行動についてはルールの素の文に書いてあるだけで、ルール処理が明記されているわけではない。仲間と乱戦だから2分の1の確率で仲間に当たるというのはハウスルールである。ここが論議になった。「ドッペルゲンガーが本人と区別が付かないと書いてある以上、2分の1で攻撃が仲間に当たるのは仕方がないにしても、魔術師が狙われた時の対処法がなさすぎる」というものである。
 これは理に適った反論である。マジックユーザー以外が狙われていれば、仲間からの攻撃を受けても即座に死んだりしないし、マジックユーザーの魔法で対処が可能だった。しかし、マジックユーザーが乱戦状態になったため、魔法が使えなかった。逆に、いきなり殴りかかられるという状況でなければ、マジックユーザーに化けられても魔法を使わせることで本物と偽者の区別が付いた。マジックユーザーにしてみると、殴りかかられた時点でデススペルを使われたのと大差ない状況だったのだ。

 これ以来、私は仲間を誤射するルールをタブーとするようになった(だからソードワールドの誤射ルールが嫌いなのだ)。
 そして……ああ、今にして思えば、プレイグループがエルフだらけになったのは、この時からだったかもしれない。エルフならいきなり乱戦に持ち込まれて魔法が使えなくなっても、剣で戦うことができるから……。


 語りきらなかった。続きは次回以降に。