スプラファンの人は嬉しかっただろうな……。スプラ実況と化してる人の反応も見てみたが、みんな喜んでて少し羨ましくなった。新しいハイカラシティ(?)への「これがサイバーパンク2077ちゃんですか」というコメントには草生えたけど。
フィールドの任意の場所からスタートできるようになってるあたりは、今の流行に合わせてるようにも思う。
それでも私はDQXを応援している
一応私は両方ともプレイしているが、このまとめはタイトルを見ただけで腹が立ってしょうがなかった。DQXについて言われてる部分については片っ端から反論したい気分だけど、きりがないのでやめておく。
対応機種の幅が広いこと(特にSwitch)、私が古今東西のMMORPGの中で最も優れていると評価するサポート仲間システムを搭載していること、この2つがある時点で、私にとってはDQXの方が評価が高い。特に後者のお陰で、ソーシャルゲームとMMORPGのどちらのようにも遊べる、気軽なゲームになっているのは素晴らしい。不運だったことがあるとすれば、スクエニの社内政治において優位に立てなかったこと、熱狂的なファンを囲い込まなかったことだろう。
ただ、あまり心配はしていない。より悲惨な状態で、あれだけ終了を喧伝したFF11ですらまだサービスを続けている。まともな経営判断能力があれば、FF11より早くDQXのサービスを終わらせるなんてことはありえないだろう。
一日でこれか
上のエントリで腹が立っていたのが、このPVで一気に吹き飛んだ。FGOのPVを作ったスタッフらしいけど、往年のテイルズシリーズとかをも思わせるワクワク感があった。こういう限られた情報で勝手に妄想を膨らませられる間が一番楽しい。
というわけで、勝手に考察。一日で200万再生のPVだから、もう考察している人もいるかもしれないけど、それらには敢えて目を通さず、自分なりの勝手な考察ということで書いていきたい。かなり短いムービーなので、秒単位で見ていくことになる。
まず前提として、このPVは最低3つの時間軸(ファンタジーの時間軸、現代的な時間軸、ときのそらの立っている時間軸)で構成されていると思っている(以下オタク特有の早口)。
1.廃墟でたたずむときのそら
これについては最後に書く。そらの性質上、PVの最初と大トリを務めるのは納得だ。
2.稲妻キックする紫咲シオン
そらを別格とすると、実質一番手が彼女。魔法使いなのにキックかよ! と突っ込んだけど、塩っ子(シオンのファンネーム)の人が「脚に稲妻魔法をエンチャントして、肉体増強魔法と飛行魔法を使って空からキックする現代的魔法使い」と解釈しててなるほどと思った。
3.弓を引く不知火フレア
最初にびっくりしたのは彼女。勝手にフレアはハーフエルフの魔術師だと思っていたので、弓を使うとは思わなかった。というのも、彼女は設定画で弓を持っていない上に、使い魔(きんつば)を連れているから。マイクラ配信で森を燃やしていたのも印象にあったかも(笑)。
4.ドラゴンを投げ飛ばす白銀ノエル
このシーンで、少なくともファンタジー的な時間軸が存在することは分かる。逆に、彼女のシーンまではほぼ背景が描かれていないが、設定的にいってファンタジーだろう。
ノエルはホロライブのメンバーの中では数少ない、自分の得物(武器)を明言しているキャラなんだけど、その武器が一切登場しないで素手でドラゴンを投げ飛ばしていたので笑ってしまった。
ノエルってデザインが秀逸だから、こういうシーンだとすごく映える。個々のパーツを取り出すとどこが騎士って感じなのだが、全体を見るとちゃんと騎士に見えるのが凄い。
5.港の高台で海を見下ろす宝鐘マリン
これもファンタジー的な時間軸、なんだと思う。ここもはっきり背景が描かれている。特に印象に残るのは、手前に一瞬映る、錨を象った銅像の一部のようなもの。全体は見えないが、これとマリンの設定を考えると、銅像は誰か偉大な海賊のもので、それに憧れて海賊として海に出ようとしている船長、みたいなシーンではなかろうか。後注目すべきは彼女の船らしきものが全く映っていないこと。眼下の帆船はマストが白く海賊船には見えない。これも船を持っていないというマリンの設定どおり。
6.どこかの屋敷でメイド仕事をする湊あくあ
このPVで一番恵まれているのが彼女ではなかろうか。シーンも長くてアップも引きもあり、動きも見せ場も多い。部屋には現代的なものが一切ないので、これもファンタジーの時間軸だと思う。
7.目を開けるロボ子
ロボ子は一瞬ドアップで映るけど背景が一切なく、どういう世界にいるのかまったくわからない(水に濡れている?)。設定上はどっちもありそうだ。
8.研究室でクリップを片手に佇む癒月ちょこ
クリップと手に持っているペンは現代的だが、部屋の中に他に現代的なものは一切なく、設定どおりの「魔界学校の保健医」なんじゃないかと思う。だとするとやっぱりファンタジーの住人っぽい。
9.燃え盛る和風の屋敷の前で両手に刀を構えて誰かと戦っている百鬼あやめ
ノエルと並んで、アクションの見所が多いあやめ。不敵な表情だが刀を交えている相手の姿は一切映っておらず、誰と戦っているかは不明。なお、片方の刀の刀身だけが赤いのは設定どおり。ちなみに、2D設定画の段階で得物を持っているのは、彼女と竪琴を持っている角巻わためくらい(?)。
10.空から落ちてくる天音かなた
このPVではあくあに次いで恵まれていると思ったのがかなた。というのも、このPVには4期生以降のホロメンはかなた一人しか登場していないからだ。落下していく先は空を浮遊する幾つもの島の一つのような場所で、これまたファンタジーっぽい時間軸である。
個人的には、かなたが空から落ちてくるシーンがあるなら、常闇トワが闇から登場するシーンが対で存在してもよかったと思う。
11.横向きのさくらみこ
このシーンは、最初解釈を間違えた。この前までがファンタジーっぽい世界観でほぼ統一されていたので、みこ=巫女、つまりファンタジー的な時間軸にいるのだろうと思っていたものの、よくよく背景を見るとオーロラビジョンのようなものの前に立っており、これはみこの復帰配信コンサートの時のような場面に見える。つまり舞台は「現代」だ。
12.パンをくわえて喫茶店の前を走る夏色まつり
ここから明らかに現代っぽい時間軸に変化する。ガラスに映っている街灯はちょっと古風だが、普通に全面ガラスで店頭にドリンクメニューを出している喫茶店は、ファンタジー的な時間軸にあるとは思えない。また、彼女の持っている鞄、そこについているストラップともに、設定画にはないが、恐らくストラップの方は恐らくグッズにもなっているえびふらいおん。
13.おにぎりを食べようとする猫又おかゆに後ろから抱きつく戌神ころね
このシーンだけ取り出すと、二人とも獣人なのでファンタジーっぽく見えるが、背景には護岸工事された川、列車が走ると思われる橋脚上の線路が見えるので現代的な時間軸だ。
14.野兎とともに登場する兎田ぺこら
このシーンはぺこらが大写しで野兎も映っているため、背景が判別しづらい。獣人が出てくるからといってファンタジーとは限らないのは、13を見ればわかるとおりとはいえ、単なる草原で現代的なものが確認できないので、ファンタジー的な時間軸ではないだろうか。
15.建物の上から幽玄な街を見下ろす白上フブキと大神ミオ
かなたのシーンとは逆に、ここでこの二人を対で描くのが絵的に凄く美しい。白いフブキと黒いミオ。二人が後ろを向いていて、しかもフブキが座っていてミオが一歩下がって立っているというのも、リーダーと副官という感じがしていい。ただ、これもよくよく見ると不思議なのが、フブキが持っているもの。最初は祭りを眺めて盃でも傾けているのかと思ったけど、明らかに器が大きい。丼くらいあるので、お茶や酒を飲んでいるわけでもなさそうだが、箸を持っている風でもない。
16.草原に佇む白上フブキ
PVで同じキャラが二回登場するのはフブキだけ。これも彼女の立ち位置を考えると納得か。背景はぼやけているためよくわからない。
17.冒頭に繋がると思われる、廃墟の前の草原に佇むときのそら
なぜこのPVが3つの時間軸で構成されていると思ったかというと、このラストのシーンの左右にそれぞれ、ファンタジーを想起させる朽ちた剣と、現代的な建造物、電信柱と電線の廃墟が並んでいるからだ。つまりファンタジー的な時間軸と、現代的な時間軸と、そらが立っている(それらが廃墟になった)時間軸、この3つでPVが構成されているのではないかと思ったのだ(剣も朽ちているので、世界樹のような「現代の遠い未来にファンタジーがある」世界ではない)。
そう考えると、ノエルやかなた、マリンの世界とあやめ、フブキ、ミオの世界は西洋風と和風でバラバラのように見えるが、同じ世界の別の場所だと考えた方がラストシーンとの整合性は合う。
さすがに別名が「ホロライブ・ファンタジー」というだけあって、三期生の存在感が全体的に強い。しかし、最後に大きく剣が登場するものの、実はホロメンに西洋剣を使っているキャラはいないという……(ノエルの武器はメイス/槌鉾)。