これが諦めないってことだ


 こういう、ずっとコミックリリーフで賑やかしで、登場したのはただのファンサとばかり思ってたキャラが、実は鍵を握ってたとかいう展開に弱いんだよなぁ……。
 心が折れた時、最後に背中を押したのが、憧れてた先輩でも、一緒に走り続けてた同輩でも、慕ってくれる後輩でもなく、信頼していたトレーナーでも、応援していたファンたちでもなく、自分が歯牙にも掛けていなかった──名前すらうろ覚えだった──人物だったっていうのが本当にズルい。しかもこれ完全に、前のエピソードでトウカイテイオー自身がツインターボに向かって言った「諦めないことが大事だからね」というセリフへの意趣返しになってる。伏線の張り方が見事。
 このシリーズ、前のシリーズのサイレンススズカと同じように、ライスシャワーが運命を克服するっていう、約束されたドラマチックな展開があったにもかかわらず、キーエピソードに持ってきたのは、それとは全く関係のない、有名だけどGIですらない(勝負服も着れない)レースだっていうのもまた凄い。
 そして、このツインターボの走り方。こんな酷い走り方描かれるキャラ他にいるんかっていうくらい無様だけど、だからこそ最高にカッコよかった。シンボリルドルフメジロマックイーンの美しい走りでは、トウカイテイオーの心は動かなかったのに。ニコニコアンケート最高評価98%もさもありなん。やっぱり作品で一番大事なのは「脚本」なんだよなぁ。


 それにしても、このツインターボの中の人が、あの「おんなの道は星の道」と同じ人なんだからビックリだよ……。

というわけで登録だけしてみた


 うちのスマホでは動かないので(詳しくは後日)、DMM版で登録だけしてみた。
 ライスめちゃくちゃネガティブやな……。