先日ポケモンGOを休止したと言ったけれど、それは１つにはポケモンの収集数が上限に達してしまったからだし、モンハンナウを待っているからでもあるが、もう一つ別の理由がある。それは、ポケモンをIPという面から見た場合、もう一つ別のゲームに興味があったからだ。
というわけで、先日から話題になっている「ポケモンスリープ」を始めてみた。
とはいえ、まずは始めるまでに結構紆余曲折があった。
スタート直後にあちこちで言われていたが、眠っている間充電したまま電源を入れっぱなしというのは、スマホのバッテリーにとっては過酷な環境だし、普段使っているスマホの寿命があっという間に終わってしまいそうだ。
なので、いつも電子書籍を読むのに使っているAndroidタブレットでポケモンスリープをやろうと思っていたが、このゲームは何故かAndroidタブレットに対応していないことがわかった。iPadであれば画面サイズこそ適切ではないもののプレイできるという報告をあちこちで見たのに、Androidタブレットは非対応で、アプリのダウンロードすらできない。
この時点でもうやめようかと思ったが、幸いというか何というか、うちには衝動買いして使っていないスマホ──正確にいうなら、衝動買いしたものの使っていないのに売却すらできず、眠っていたスマホが１台ある。f(x)TecPro1だ。前にも書いたように、この機械は音が割れるという大きな欠点があるものの、睡眠を測定するだけなら問題ないだろうということで、ポケモンスリープ専用機として久しぶりに稼働してみることにした。
ところで、ポケモンスリープをやろうと思った大きな理由の一つに「睡眠中に自分が出している音を知りたかった」というのがある。
職場に仮眠室があって、面識のない同僚がイヤホンすら貫く大音量でいびきをかいていることがある。うるさいうるさくない以前の問題で、病院に行った方がいいんじゃないかと真剣に思っているが、よくよく考えてみれば、自分が出してるいびきは自分で聞こえない。もしかして自分も人からそう思われているのだろうか、と気になっていたところに、ポケモンスリープには睡眠中の物音を録音する機能があると聞いて、一度試してみたかったのだ。
結果的には、少なくともポケモンスリープの睡眠中の録音機能では、いびきは全く録音されていなかった。私は夜中にトイレに起きることがしばしばあるが、録音されていたのはトイレに立つ物音、それと、その前後はやはり眠りが浅いのだろう。咳をする音が入っていたくらいだったので、その点は安心した次第である。
ただ私自身のライフスタイルが、ポケモンスリープと相性が良くない点が１つある。私は眠る時に音楽をかけて寝る習慣があるけれど、どうもポケモンスリープは、ユーザーの睡眠音と振動から睡眠の状態をモニターするらしく、音楽を掛けていると正常に測定ができないらしい。
なのでスタートしてから数日は、音楽を一切かけずに眠って測定してみた。その後は、試しに音楽をかけたまま眠ってみたけれども、巷で言われるほど測定の阻害になった様子はない。録音データにも音楽は入っておらず、結果も測定不能にはなっていなかった。ただ気になるのは、一度だけ比較的早く眠りについたはずの日に、寝付くまでに１時間以上かかったことになっていた。これはもしかしたら、音楽をかけていたせいだったのかもしれない。
あとは、自分では眠りは浅い方だと思っていたものの、測定結果だとぐっすり眠っているとか、浅い眠りと深い眠りのバランスが良いとか結果が出ている日があって驚いた。少なくとも、眠っている間にあまり身動きはしていない、ということなのかもしれない。とはいえ、睡眠時間そのものについてはこのゲームが推奨する8時間半などとても無理なので、そういう意味では毎日スコアが減点されている状態である。
最後に、このゲームをずっと続けるかどうかについてはまだ迷っている。前にトーマスガジェマガの人がAppleWatchのレビューで分かりやすく解説していたけれど、、この手の生体モニター系のものは、日によってそれほどの差は出ない。ある程度の期間やって傾向がわかれば、その後ライフスタイルを大きく変えるか、大きな病気等でもしない限り大きく変動することはないので、モニターという観点では継続してずっと続ける意味はあまりないような気もしている。
あとは、ゲームとして継続して遊ぶだけの面白さがあるかという点について、これも指摘してる人がいたけれど、このゲームは起床した時点でやらなければならないことがかなりある。
朝の忙しい時間をそれに費やしてしまうのが結構負担なので、つまらなくてやめるというよりは、続けるのが大変だからやめるという形になるかもしれない。
上の動画でも攻略法を色々紹介しているけれども、正直起き抜けで頭が働いておらず、そこまで意識してプレイすることができないのだ。
