個人的にはこの「魔鈴と星矢の姉は別人」設定は、ジョジョの「リーゼントの少年」並みに「初期設定を途中で変えただろう」と言いたくなる設定だった。最初から別人として設定してるにしては、登場人物があまりにも「星矢の姉が魔鈴であること」を前提にした言動が多かった。もちろんあれだけ直接的な描写が多いと、むしろ何かどんでん返しで別人という設定はあり得たかもしれないけれど、例えば「実はパンドラが星矢の姉でした」ぐらいしないと意外性も何もない。ハーデス編まで引っ張っておいて、結局何の捻りもなく突如別人と出て来たのはあまりにも違和感がありすぎた。
遥か後になってから「魔鈴の実の弟」という設定で出てきたキャラクターについても「そもそも何で魔鈴と違う道を歩んでるのか」とか「アルテミスの使徒は３人中２人は人間じゃないという設定なのに、何で魔鈴の弟だけ人間なのか」とか、別人説にこだわったせいで却って他の部分が不自然になってしまった感は拭えない。
そもそも一番のツッコミどころは、何故この動画が私のお勧めに上がってきたのか、なのだが（笑）。時折ジョジョ関連のネタ動画を見るからなのか……？
