プレイヤンミクロ

 ついつい衝動的にkonozamaでポチってしまったプレイヤンミクロが届いた。konozamaは早いものは本当に早いなあ。

 プレイヤンミクロとは何か? ニンテンドーDS、というか本来はGBAやGBMでMP4フォーマットの動画やMP3フォーマットの音楽ファイルを再生するためのGBA用アダプタである。だからGBAスロットのないDSiでは使えない。通販専用で、任天堂公式HPで2008年まで購入できたが、今は終了している。だから今回入手したのは中古品だ。

 なんで今さらそんなものを? というと、自分でも不思議なのだがこういう流れだ。

 UMDがついてないんじゃ、手元のPSP用ゲームできないしPSPGo買う必要なくね?
     ↓
 あ、でも元々PSP使ってゲームあんまりやってないな。動画ばっかり見てるな。
     ↓
 ということは、いつも持ち歩いてるDSで動画が見れればPSPを持ち歩く必要もない?
     ↓
 でもDSで動画再生でぐぐっても、なんかマジコン絡みの怪しいアイテムしか見つからない。マジコン好きじゃないしなあ。
     ↓
 あ、ちゃんと任天堂から発売されてるGBAソフトでMP4形式の動画再生するソフトがあるじゃん? これならDSLで使えるな  ←今ココ

 というわけで、今プレイヤンミクロを使っている人/これから使おうという人はまずいないと思うけど、使用感等をつらつらとかいてみる。

 第一印象は「ちゃんと実用的に使える」。とりあえず動くとか使えなくもないというレベルじゃなく、普通に使える。当たり前のことなんだけど素晴らしい。ただ、MP4形式の動画が再生できるといってもPSP用に変換したものは対応ビットレートの関係でそのまま再生はできない。とはいえ難しい形式にする必要はなく、iPod用の形式に変換すればプレイヤンでも使える。

 次に、一言言いたい点。

1.音割れする/画像が飛ぶことがある
 条件は不明。元動画の音声のビットレートが低いと割れるという説を見たのだけど、手元にある動画で一番ビットレートの高い「鳥の詩」が割れて、一番低い「サモンナイト」が割れなかったりするしよくわからない。

2.カートリッジが本体から飛び出してしまう
 元々GBAソフトだから仕方がない(GBAのカートリッジはDSに差すと元々端が飛び出してしまう形状)けど、このソフトはさらに縦が長くなっていてかなり邪魔で不恰好。ポケットに出し入れするとき引っかかって端子部分が壊れてしまうんじゃないかと心配になる。

3.蓋の開け閉めによるレジュームに対応していない
 GBAソフトは全部そうだが、蓋を閉めてもレジューム状態にならない(ボタン操作によるレジューム機能そのものはついている)。

4.1GB以下のSDメモリカードしか認識できない
 これが意外に難関だった。近所の家電量販店に行っても、在庫があるのはほとんど2GB以下のものばかり。SDHC規格の関係で2GBはしばらく市場に残ると思うけど、なぜかプレイヤンの制限は1GB。1GBのSDメモリを探して右往左往してしまった。あちこち探しても見つからなかったが、なぜか近所のコンビニにあったので即買い。

 いろいろ言ったけれども、最初にいったとおり実用的なレベルでちゃんと使えるガジェットだったので、これからも使える限り使っていこうと思う。

 ただ不思議なことが一つある。DSiは音楽再生に対応しているが、動画再生には対応していない。技術的な理由か、あるいはライセンス的な問題があるという噂も聞いたことがあるのだが…実際こうやって、プレイヤンを使えば動画の再生ができるわけだ。
 ということは、DSiウェアで動画再生ツールを配信しても全然おかしくないはず、なんだけど…。何か事情があるんだろうか? でも、DSiの商標登録の中には「DSiムービー」という名称で登録されているものがあるらしいし…。

 DSiで動画が見られるようになればなぁ…。