アルシャードガイア リプレイ 君といるセカイ

アルシャードガイア リプレイ 君といるセカイ (ファミ通文庫)

アルシャードガイア リプレイ 君といるセカイ (ファミ通文庫)

 読んで爆笑した。これは傑作だと思う。

 もし貴方がFEARのリプレイのうち何冊か、あるいはほとんどを読んでいるTRPGプレイヤーだった場合、一番恐ろしいことはなんだろう?
 それは恐らく、この本に登場する鈴吹社長、遠藤さん、菊池さん、井上さんを相手にGMををやらされることではないだろうかw
 アインシュタインを相手に、相対性理論の授業をしろと言われているようなものだ。GMの藤井さんが冒頭で「これってイジメですか!?」と悲鳴を上げるのもむべなるかな。
 しかし、読み物としてもシナリオの中身も素晴らしいものにできあがっていると思う。いや、それはこの四人のプレイヤー(笑)がどんな人物か、これまでのリプレイでわかっているからという部分はあるにしても。井上さんと菊池さんのやり取りを読んでいるだけで笑いが漏れてしまって大変だった。
 それだけではなく、ちゃんとガイアのシナリオだけを取り出してみても、よく考えられている(菊池さんのリプレイなどと読み比べると、藤井さんとの視点の違いや気の使い方の差などがわかるはずだ)。1本目のシナリオのミスディレクションの方法などは、思わず感心してしまうほど。

 さて。ここから先は読んだ人向け(ネタバレはなしで)。
 自分がプレイヤーだったとしたら、4つのハンドアウトのうちどれを選ぶか…。うーん、微妙だ。浅葱か山吹だろうな…ハンドアウトを文書で渡されたら山吹な気がする。銀朱はないw
 しかしこれ、ハンドアウトに順番はないとなってるけど、浅葱を引いたらPC1っぽくなりそうな気がする…。逆に山吹引いたらPC1の立ち位置は絶対なさそうだw