ファイナル・ドラゴン・クロニクル(FDC)



 隠しておきたかった人にバレてしまったので、以後は隠さずにいく。

 そもそもこのゲームは、ToHeart2のファンディスク「愛佳でいくの!」に収録されたゲームの一つ。同ゲームの登場人物がRPGの世界に入りこんでしまった…という設定。
 雰囲気は「RO+世界樹/2」という印象。敵グラフィックのバリエーションが少ないことと、パッドが使いづらい(メニューに対応するボタンがない)こと、そして細かいバグがいくつかある(*1)ことを除けば、ファンディスクのゲームにしてはなかなか面白い。


 さて、何故初期職業縛りでプレイしているかという理由をここで明かしておこう。
 実はこのゲーム、いったん2次職業を選んでしまうと転職先の3次職業が決まってしまう。
 つまり、3次職業に転職可能になるレベル30まで初期職業のままいかないと、グラフィックが見れなくなる3次職業が存在するのだ。
 全キャラ全クラスのグラフィックを見ようと思ったら、全キャラ仲間になるまで初期職業で通すしかない。

 しかしこのゲーム、ヒロインがボスとして登場し、これを倒して仲間にするシステムなので、結局初期職業のままでボスを撃破する羽目になるのだ…。


 ちなみに現在のPTは環(ファイター)、郁乃(スカウト)、愛佳(マジックユーザー)、春夏(メイド)の、メインイラストレータ甘露樹氏による(*2)「私たちがこのゲームの主人公よ!」パーティ。
 環の攻撃力は尋常でないレベルなのだが、いかんせん行動が遅すぎて、敵に攻撃するまでに壊滅的な被害をこうむっていることもしばしば。
 その点、郁乃は行動が速く先手を取れることも多いのだが、メイン武器が短剣でスキルを使わないとまともな攻撃にならないので非常に燃費が悪い。
 愛佳と春夏はそんな二人のフォロー役。愛佳は回復が足りている場合は攻撃に回る。しかし魔法を使おうとしてヘイトが上がり「攻撃を食らう→魔法中断→そのまま戦闘不能」というパターンが多く、姉妹揃って死亡率が非常に高い。

 とにかく敵の魔法の恐ろしさが際立っていて、敵の魔法使い(雑魚)に先手を取られて攻撃魔法で一撃で壊滅したり、敵のスキルで一撃で壊滅することが多く頻繁なセーブが欠かせない。
 一番苦戦したのは9層のウィッチるーこ。開幕メテオで何度壊滅したことか。取り巻きまで攻撃魔法を唱えてくるため、一瞬の隙に攻撃魔法を差し込まれて何度も壊滅。20回以上はやりなおした気がする。

 さて、次がいよいよラスボスの○○○ァ。こいつもファイナルアルティメット○○○ァ乱舞を撃ってくる強敵らしい…。でも、こいつを倒せばいよいよ仲間が全員揃うぞ!
 3次職業に転職させて、今までのストレスを一気に発散だ!


 なお、環の3次職業「侍」はこんなの。


 どこが侍だと思ったそこの貴方。もっと酷いジョブも…?w


(*1)ステータス画面に「NEXT」っていう項目があるんだけど、これが「現在から次のレベルまでに必要なポイント」じゃなくて「前のレベルから次のレベルに必要なポイントを表示している」だけっぽくて、現在の経験値との差を確認する方法がない。
 あと、ネットブックのN10Jでプレイするとフルスクリーンモードにするとダンジョンが一切表示されないので、プレイ進行が不可能。ウィンドウモードで起動すれば解決する。これは推奨環境を満たしていないせいと思われるので仕方ないが。


(*2)春夏は甘露氏のデザインではないが、そもそもこのゲームには甘露氏のキャラが3人しかいない。本当はこのみと組ませたかったけど、職業がマジックユーザーなので愛佳とかぶるのだ。そしてこのゲームはメイドがいないと死ぬw 仕方なく母親の春夏がピンチヒッター。