ここが第二の震源地か


 ここのところランキングがりんごに占領されてると思ったら、また(第二の)震源地はメカPさんか。
 この間ビリーバンバンで話題になったばかりなのに、すごいな。

クリアしました


 とりあえず1週目をクリアした。クリアタイム、89時間56分。前に「本編に比べるとボリュームは少ない」とか書いたけど、終わってみれば本編並みのボリュームだった。
 これからいつもどおり、ネタバレありの感想を書いていくが、その前に大事な注意点を数点挙げておく。完全ネタバレ禁止の人のために、そちらも一応折り畳んでおく。




(この先、ゲーム終盤のシステムに関するネタバレがあります)


・ストーリー終盤で、ソフィアが一旦パーティから抜けるイベントがある。ソフィアを主力にしている人は注意。


・ストーリーの最終盤で、怪盗団全員で戦うシーンがある。育てていないメンバーがいる人は注意。


(この先はゲームの感想です。ストーリーのネタバレは今日はほとんどありません)










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・面白かった。私の評価は、ペルソナ5をSSSとすると、ペルソナ5ロイヤルがS、ペルソナ5スクランブルはSSくらいだろうか。ロイヤルより微妙に評価は高い。「怪盗団のその後」が描かれた「完全新作」だというだけでも、私の評価は最高ランクになる。


・言ってしまえば、最初の宣伝を間違えたと思う。「ペルソナの無双ゲー」と言われてしまうと、無双が好きではない層は引いてしまう。実際、私は購入するまで「パーティメンバー」や「レベル上げ」や「装備の更新」という要素が存在するかどうかすら知らなかった。これは無双ゲーというより「アクションRPGになったペルソナの続編」と宣伝すべきだった。ニコニコの広告で「思ったよりもペルソナしていた」というユーザーの声があったが、これが率直な感想だろう。


前に書いたとおり、始めた直後はアトラスゲーとのUIの微妙な違いに戸惑ったが、慣れたらあまり気にならなくなった……かな。ただ、一括売却メニューはやっぱり欲しい。


・ゲーム中に3種類の操作系が存在するのが複雑だ。「町の中での操作」「ダンジョン内の操作」「戦闘中の操作」だ。基本がダンジョン内の操作で、町の中ではダッシュやジャンプ、攻撃やペルソナが使えなくなる。遊んでいる人からは「ダンジョン内と戦闘中は同じでは」と言われそうだが、実は戦闘中はサードアイが使えない、宝箱が開けられない、ステータス画面が開けないなど、微妙に差異があり、これらを覚える必要がある。
 っていうか、町の中でジャンプやダッシュを使えなくする必要あったか……? 逆に、ダンジョン内の非戦闘中には2段ジャンプはいらなかった(全部怪盗アクションで統一した方がいい)。


・戦闘は無双系がベースになっているが、ペルソナ特有の魔法やワンモア、総攻撃のシステムが良いアクセントになっていた。ワンモアや総攻撃は簡単な操作で大ダメージが狙えるので、敵の弱点を突くという努力に見合うリターンとしては適切だと思う。やってて気持ちがいいし。


・アクションゲームヘタレとしては、ペルソナを召喚した瞬間時間が停止するのは非常に助かった。特に回復魔法を使おうとするタイミングは、焦るタイミングでもあるので。


・細かいところをいうと、SP管理が厳しすぎた気がする。終盤まで全く楽にならない。特に回復系魔法の消費SPがきつい。マハラギダインの消費SPが26なのに対し、メディアラハンの消費MPは68だ。メシアライザーなど84SP消費で、これをSPストライクやサポートリカバーで補おうとするととんでもない回数戦闘する羽目になる。SP回復アイテムである料理に存在感を持たせるためとかいろいろな理由はあるのだろうが……。
 あと、サポートリカバーとSPストライクは習得順番が逆だと思う。ワンモアや総攻撃というシステムにプレイヤーを慣れさせることを考えると、SPストライクを最初に覚えさせるべきだった。


・個人的には、無双系のゲームを遊んでいるというより、自分の好きなシャドー・オーバー・ミスタラを遊んでいるような感覚だった。やっぱりアクションゲームで敵キャラを薙ぎ払っていくのは爽快感がある。そこはペルソナ5本編ですら超えられない部分だ。難しすぎるとマイナスになるので匙加減が難しいところだが、下手な人間でも進めないほど難しくはなく、レベル上げで超えられたり、魔法で工夫して抜けられたりする点は普通の無双ゲームと違うところだ。
 結果、爽快感の高さと、コープがなくてストーリーに幅がない分が相殺、UIの微妙に不便な点で微マイナス、それで冒頭の評価という感じである。


・ストーリーについては明日以降に。