もう随分前の話になるけれど、ジョジョの奇妙な冒険ストーンオーシャン編での話。*1
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1312181478?fr=rcmd_chie_detail
ジョジョの奇妙な冒険part6ストーンオーシャンについての質問なんですが
11巻の116ページでプッチ神父が、必要なものは「14の言葉」である
秘密の皇帝
らせん階段
カブト虫
イチジクのタルト
ジョット
カブト虫
廃墟の街
カブト虫
天使
ドロローサへの道
紫陽花
カブト虫
と言っています。これらは一体どういう意味なんでしょうか？
解かる人には解かるモトネタがあるのでしょうか？
解かる方教えてください。お願いします。
これ、私もずっと疑問に思ってたんだよね。何の言葉かというと、ＤＩＯの骨の破片から復活した緑の赤ん坊から、プッチ神父が「天国へ行く方法」を得ようとした時、口にしたキーワード。その後作品中で言及されることもなく、伏線として説明もなく、そのまま終わってしまったので一体なんだったんだろう、と。*2
ところがネットの世界は広大で、このことについてちゃんと考察している人たちがいて驚いた。
http://www.edit.ne.jp/~redrum/jojonazo/j_nazo.cgi?no=1571&d=0
「らせん階段」（宇宙の循環を暗示）
「カブト虫」（ワールド誕生）
↓
「廃墟の街」（ワールド崩壊）
↓
「イチジクのタルト」（罪人の魂を吸収）
↓
「カブト虫」（新しく生まれたもの＝緑色の赤ちゃんの誕生）
↓
「ドロローサへの道」（緑色の消滅）
↓
「カブト虫」（ザ・ニュー神父誕生）
↓
「特異点」（北緯28度24分西経80度36分）
↓
「ジョット」（数合わせと境界線の役割※１）
↓
「天使」（天国に導くもの＝天国に押し上げる役割）
↓
「紫陽花」（C-MOON⇒メイド・イン・ヘブンへの変化？※２）
↓
「カブト虫」（メイド・イン・ヘブン誕生）
↓
↓
「秘密の皇帝」（天国の完成）
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※１……ジョットが数合わせであると上で述べましたが、
これは境界線でもあり、これの前までに全ての準備が整っています。
これより後は天国の時を待つだけという状態。
※２……紫陽花の花言葉「移り気」が日本のものであるというのが問題。
西洋と日本の紫陽花は別種であり、あちらでは「忍耐強い愛」が花言葉であり、
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ストーリーの展開に沿って解釈しました。
結構上手くいくかなと途中まで思ってたんですが、※２の通り紫陽花は謎。
西洋紫陽花（Hydrangea）の原義はラテン語のhydros（水）＋aggos（容器）で「水瓶」を表しますが、
この流れで水瓶を組み込むことは無理そうですし。
（スタープラチナはタロットで水瓶を持ってますけど、さすがに関係ないでしょう）
６部のアオリであった「引力＝愛！」を使っていいなら解決できるんですけどね（笑）
リンク先をご覧いただければわかるが、これは一人の考察じゃなくて数人の考察によってこうではないかという推測がされたもので、しかもまだ最終結論に至っているわけではない。そもそも作者自身が公式に何も発表していない以上、正解っていうのはあり得ないわけだけど。でもこの考察はかなりいい線行ってるんじゃないかな、という気はする。書いた人自身が言っているように紫陽花の花の項目とジョットについてはもうちょっと考察の余地がありそうではあるが。
何よりプッチ神父がたった一回口にしただけの台詞で、これだけ色々な人が考察を重ねているというのは凄いことだと思う。
*1:どうして今さらストーンオーシャン編かというと、たまたま他のことを調べていたら出てきたというだけなのだが（笑）。
*2:ジョジョの奇妙な冒険でもう一つ解決していない有名な伏線は「子供の頃、発熱した東方丈助を助けた謎の男」だけど、これはたぶん、最初はスタンドパワーで過去に飛ばされた丈助自身の予定だったんではないかと思う。吉良の能力「シアーハートアタック」は時間移動能力だし。ただ、その後プロットが変わっちゃったんじゃないかな。謎の男の口調が丈助自身と同じなせいで余計にそう思えるのだが。
