小説「ロードス島戦記」リメイクが進行中 著者の水野良さんがTwitterで意見を募る
いや、悪いことは言わないからやめときましょうよ……。
今の水野氏が手がけるということは、そしてSNEから何のアナウンスもないということは、TRPGとしての展開はしないで独立した小説だけの作品ということだと思われる。私が最新作に至るまでロードスやクリスタニアやリウイを追いかけてきたのはそれがTRPGの周辺作品だったからで、それがただの小説になるなら、もう私には追う理由がない。
それに、当時ロードス島戦記が公称ミリオンセラー(by安田社長)にまでなったのは、ファンタジーというものがまだそれほど知られておらず、これがゲーム的な和製ファンタジーの先駆といってもいい作品だったからだろう。その意味では確かに先見の明はあったと言える、しかし、今リメイクしてもそれは「沢山あるファンタジー作品のうちの一つ」にしかならない。
そしてもちろん、昔の作品の熱烈なファンには、作品に対する強烈な「想い出補正」がかかっている。これからロードス島戦記をリメイクするということは「かつての自分の作品+想い出補正」と戦うということだ。はたして、今の水野氏の筆力でそれを越えることができるだろうか?