タブレットの時代は来るか?

近い将来、Bluetoothコントローラーを接続して『Hawken』をプレーできるようなスーパー・タブレットが登場するだろう


 記事の主旨は「基本無料ゲーム」の話なんだけどそれはひとまず置いといて。

 タブレットとかスマホ型端末で歯痒いのはコントローラ部分だけなので、コントローラが繋げられるようになればタブレットが優秀なゲーム機に変身する可能性はあると思う。その上で、ハードルになりそうなのはゲーム毎の操作系の統一性のなさだ。
 先日衝動的に何タイトルも買った時に思ったが、iOSAndroid向けのゲームは操作方法がまちまちすぎる。今になってようやく、どうしてエクスペリアプレイが売れなかったのかが分かった気がする。あんなに操作に共通性がないのでは、エクスペリアプレイの売りであるコントローラを対応させることも不可能に近いだろう。宝の持ち腐れだ。
 ただし、コントローラに関する仕様を共通化するとなると、それは統一された規格を作るということになり、iOSAndroid向けゲームの自由度や価格の安さ(ライセンス料などがかかるだろうから)を阻害する恐れが高い。あと、記事がタブレットに限定されているように、スマホというプラットフォームでゲームしてる人はわざわざコントローラ持ち歩かないだろうな……。

 で、基本無料ゲームについては、このインタビューで言われているようにちゃんとした作り方さえすれば「無料で体験版、有料で製品版」という形態と大きな差はないと思う。その上で、ソーシャルゲームなどがゲーマーから嫌われているのはやっぱり売り方があざといからだろう。もっとはっきり言うと、課金額の上限がわからないのだ。どんなに金を取っても最大5000円で、それで完全な製品版と同じように遊べる、というゲームばかりなら、これほど毛嫌いされることはないはずだ(そしてそんなに甘い課金ゲームはほほとんどないだろう)。

電子の世界へ

 ところで、ちょっとiPadを取り回してみたのだけれど、やっぱり600gは常時手に持って使うには重い。iPadminiが売り切れ続出の大人気な理由が分かる気がする。iPadの重さはやはり「置いて使うこと」が前提の重さだ。持ち歩くにはminiくらいの大きさ/重さでないと、やはりきつい。

 実は今、電子書籍用にタブレット端末を探している。前に電子ブックリーダーとしてiPodTouchを使っているというエントリを書いたけれども、文庫本やコミック程度ならともかく、大きな書籍はiPodTouchで読むのはきつい。
 大きな書籍──そう、電子化したTRPGのルールブックである。先日Jコミのサイトで「りゅうたま」と「もののけこやけ」の無料PDF版ルールブックを見かけたのは、個人的に結構ショックだった。これに関しては、手放しでりゅうたまを褒めてもいいと思う。

http://www.j-comi.jp/title/index/query:TRPG

 なお、今のところ、Jコミで無料で入手できるTRPGルールブックはりゅうたまもののけこやけ、ベルファール魔法学園の3タイトルである。有料も含めると、ブックウォーカーアルシャードガイア

http://bookwalker.jp/pc/detail/33a3fc56-1a8a-4609-aa98-424c46d99d08/

 ソードワールド完全版。

http://bookwalker.jp/pc/detail/3a159b43-5fbb-40e4-87c4-863730a950ef/

 パラダイスフリートRPG。

http://bookwalker.jp/pc/detail/b0b14dec-0ff1-488a-a271-c9cad943a4ea/

 これらが電子書籍として入手可能である。

 で、いろいろ調べた結果、今まで使っていたiComicをComicGlassに変更することにした。これは有料のアプリだがiTunes上でデータをやり取りできるので、iFunBoxが不要となる。そして、これが大きいのだが、今まで読めなかったPDFファイルが読めるようになるのだ。
 スキャンスナップでスキャンしたデータは、JPGとPDFどちらの形式でも保存ができる。今まではAcrobatReaderがいらないという理由でJPGで保存しているデータの方が多かったのだけれど、文庫本やコミックではなくルールブックとなると、PDFの方が便利だ(りゅうたまやベルファールがPDFなのはそのためだろう)。スキャンスナップにはOCRソフトも添付されているので、PDFファイルにしておけばルール用語で検索がかけられる。
 今までルールブックの電子化を先延ばしにしてきた*1理由は他でもない、私の持っているルールブックの中には既に入手困難なものも多く、これにカッターを入れてしまったら後戻りができないからだ。
 とはいえ、私は飽きっぽい上に小心者なので、また数冊だけやって後は放り出すかもしれないが……。

*1:といっても、カッターを買った当初に実験として数冊は断裁済み。