何年ぶりだろうか

 今年はコミックマーケットの無電源(TRPG系)とオンラインゲーム系のスペースに顔を出すのを諦めた。自分たちでスペースを出す数年前から通い始め、もう何年続けただろう。TRPG関係の二次創作の動向を掴む場所として重宝していたのだが……。
 実は数年前から、同人誌を買う点数を減らしてはいた。今の家のスペースでは大量の本を買っても置き切れないからだ。とはいえ、少なくなったとはいえ何冊かは買っていたし、今年も最初はそのつもりだった。


 まず、買ったカタログを読まずに放置していたのがよくなかったのだが、事前に改めてカタログを見直してみたところ、これまで1日目に配置されることが多かった場所が変更されていた。それもなんと、東方サークルのすぐ隣にである。無電源系はいつも穏やかで静かなのが売りだったのに、修羅場に行けと言われたようなものだ。
 それでも一応、例年のように会場に向かってみたところ、嫌がらせのような豪雨が。かつては夏コミで台風の暴風が吹き荒ぶ中を早朝から並んだ経験もあるが、もうそれから10年くらい経つだろうか。今ではとてもやる気が起きない。
 そして止めを刺されたのが、恐らく例の黒子関連だと思うが、持ち物検査に伴う長蛇の列だ。例年であれば完全に列が捌けているはずの午後1時の段階で、いまだにあの有名な正面階段の下くらいまで列が並んでいる。
 この時点で完全にテンションがゼロに。外でも地獄、中でも地獄が待っているとあっては……。


 というわけで、今年はコミケスペースの土産話はなしということになってしまった。残念。私は黒子のバスケに興味はないが、間接的に黒子テロ予告の人の被害を蒙ったことになる。早く事態が終息してもらいたいものだ。