とてもとても懐かしい

ファイナルファンタジーXI 電撃の旅団公式 十年事典

ファイナルファンタジーXI 電撃の旅団公式 十年事典


 ファミ通の攻略班がででお氏やらあれやらこれやらでFF11に力を入れなくなってから、何年もの間雑誌媒体としては実質的にほぼ唯一に近い状態で攻略を続けてきた電撃の旅団。その後ファミ通はルパン小島氏を中心にマンガやらなんやらでメディアミックス的な展開を続けたけれど、今はそれもいつの間にか立ち消えとなり、小説も続刊がいつ出るかわからないと作者自身がコメントしているような状況。結局またも唯一サポートを続ける雑誌媒体として、電撃の旅団は今も攻略を続けている。個人的には、その事実ひとつをもってして価値があると断言していいと思っているくらいだ。
 この本はその旅団の10年をまとめたものという名目だけど、どっちかというと電撃メンバーを通じて見たヴァナディールの10年、という感じで、別に電撃メンバーを主人公にしたマンガや小説が載っているわけではない(笑)。また、データ的にも目新しいものはなく、記念本という印象だ(それでも10年の歴史は見る価値があるとは思う)。
 開発のインタビューは新規収録だが、ナイトへのコメントでオハンイージスに触れている割に詩人でダヴルダウラにはまったく触れておらず、ホントにこの人たち支援ジョブをまともにバランス取る気あるのかと改めて思った(笑)。