実はノコノコではなかった

「電池切れギリギリまで濃度を上げてプレー」「一緒に買ったのはマリオかカービィ」初代ゲームボーイあるある


 液晶にいつの間にか入り込んでいるゴミの正体は、液晶のカバー部分を固定している接着剤が剥がれたものだとどこかで読んだ気がする。それが正しければ、外部から入り込んだわけではなくて劣化によって起こるため、いつの間にか入り込んだという感覚になるのではないだろうか。


 あと、ツイッターで突っ込んでる人がいるけど、ノコノコの下りは取材対象じゃなくてライターが勘違いしている。実はスーパーマリオランドの亀はノコノコとは別種の「ノコボン」といい、踏んでも甲羅にならず爆弾に変化し、放っておくと爆発する。蹴ることはできないので「蹴って跳ね返ってきても気付かず当たってミス」ということはありえない。「踏んだら黒い丸になる」というのは正しい(その黒い丸が爆弾)。
 Wikipediaにも「他のマリオシリーズのアクションゲームと比較して珍しい点として、甲羅を蹴るなどの敵を使ったアクションが一切ないことが挙げられる。エリアが計12しかないこともあり、ワープして近道(短縮)をする要素もない。ゲームボーイ初期(これに関してはローンチタイトル)でもあり、当時の技術では再現できなかったことがうかがえる。」とある。


 なお「意外に重かった」という感想については、当時の私は意識したことがなかった。正直今のゲーム機と比べれば重いのは確かだけれど、それ以上に軽いツールというものがほとんどなかった時代のことだからだ。ゲームギアやPCエンジンGTよりは当然軽かったし、その他持ち運べる電子機器などほとんどないか、あってもウォークマン(カセットテープ使用)くらいしかなかった気がする。もちろん文庫本に比べれば重いから、長時間保持し続ければ手は疲れるが……私は半分机に載せる形で使っていたせいもあるかもしれない(前にも書いたが電池を買えなかったのでACアダプタ付き充電バッテリーを繋げて自宅で使うことが多かった)。あ、でも「29歳男」ってことは、ゲームボーイ発売時には小1とかそれくらいの年齢か。それじゃ重いと感じても無理ないか……。