それは始業式から間もない日のことだった

初代ゲームボーイ、今日で発売25周年を迎える


 そうか、21日で25周年だったのか。
 とはいえ、ゲームボーイとの出会いについてはもう別のエントリに書いてしまった。よく考えたら我が母校は4月に修学旅行だったんだな……。


 というわけで、前のエントリとは違う視点からゲームボーイとの思い出を書いてみよう。
 既に挙げているタイトルからお分かりと思うけれど、私がゲームボーイでプレイしていたのはRPGがメインである。初代GBの反射式STN液晶は画面が素早く動くと描画の遅延で残像が残る仕様だったため、アクションゲームがキツかったからだ。
 その反対に、私が一番遊んだ「ウィザードリィ外伝」については、やり込めばやり込むほど「ゲームボーイは世界で一番ウィザードリィに向いたハードウェアなのでは」と思ってしまうほどに相性がよかった。
 今の感覚で見ると一見貧弱に見えてしまう白黒液晶だが、元のウィザードリィは線画だったりグラフィックがほとんどないテキストだったりで、それをむしろプレイヤーの想像力によって補完するゲームであったために、白黒のグラフィックでも充分。むしろ池上明子さんの絵の素晴らしさに魅了されるほどだった。画面が激しく動くこともないから描画の遅延も気にならない。
 また、ウィザードリィ独特のシステムもゲームボーイに有利に働いていた。
 上のリンク先のツイートでは「RPGでせっかく先に進めたのにセーブする前に電池切れしてしまいデータが消えた」なんていう思い出話をしている人がいる。ところが、ウィザードリィシリーズはゲームのシビアさを演出するためにオートセーブが採用されているため、戦闘が終われば自動でセーブだし、電池が切れそうになったり、あるいは移動の合間などで中断しなくならなければならなくなった時は、ボタン一つでキャンプを開けばそれでセーブされる。セーブメニューを選ぶ必要も何もなく、本当にボタン一つを1回押すだけで実質セーブができてしまうのは非常に便利なシステムだった。



 この動画、てっきり今までにご紹介したつもりだったのだが、どうやら今まで触れていなかったようなので改めて。
 こうして見てみると、ゲームボーイの初期にはRPGのタイトルが数えるほどしかなかったのがわかる。このカタログを順番に辿っていくと、徐々にRPGのタイトルが増えてくるのだ。ちなみにこのカタログを最初に作っていた人は更新を停止してしまったが、有志がシリーズを続けている。