逆の意味でカルチャーショック

30年前の今日発売されたファミコン版「ドラゴンクエスト」を,当時生まれてもいない編集者がプレイ。竜王を倒す旅は驚きと戸惑いの連続だった


 カニ歩きに凄いこだわってるけど、当時のPCゲームとかみんなカニ歩きで、むしろちゃんと向きを変えるゲームの方が少なかった。もちろん容量節約のためだろう。キャラクターの向きを考慮するとすると、1キャラにつき3パターンのグラフィックが必要になる(左右は反転でいける)。また、たいまつ等を持っていないと洞窟が真っ暗になるゲームも(ハイドライド3とか)珍しくなかった。
 むしろ改めて言われて思い出したのが「復活の呪文画面がキャンセルできない」こと。そうだよな。当時まだBボタンでキャンセルも一般的じゃなかったからな……。
 一対一のタイマンが続くというのだけはちょっとアレで、GB版の「あやかしの城」もそうだったんだけど、作戦を考えて行動を選択する余地がほとんどない。DQ1を発売直後に遊んでなかったってのもあるが、私が面白いと感じたのは仲間を集める要素が入ったDQ2からだった。