瑞雲教の野望パート2

「艦これ」鎮守府第二次瑞雲祭りinよみうりランド泊地


 かなり迷った末、代休を利用して出かけることにした。5周年の祭りには参加してみたかったものの、迷っていた理由は簡単で、高所恐怖症の私が遊園地のイベントに出かけても、ほとんどのアトラクションに参加できないからだ。それでも最後に私の背を押したのは「実寸大の瑞雲を見てみたい」という欲求と、お祭りの雰囲気だけでも味わえたらという願望からだった。
 ……結果的にはちょっと後悔することになったが、それは別によみうりランドやC2機関のせいではなく、私のせいである(後述)。

特別な瑞雲をやろう

 よみうりランドに行くこと自体今回が初めてで、まさか「最寄の駅から会場まではゴンドラを使う」とは思っておらず、入る前からいきなりアトラクションを体験した気分になる。
 遊園地全体の大きさは、立地を考えれば当然かもしれないが、東武動物公園に比べると小さく、端から端まで歩き回っても、けもフレの時ほどは疲れなかった。ただ、平面状に広がっていた東武動物公園に対して、よみうりランドは高低差を利用した構造になっており、それ自体が一種のアトラクションというか、迷路のようなつくりになっている。私は艦娘の全パネルをチェックするのを目標にしていたので、広くはないのにけもフレ同様苦戦する羽目になった。



 まずは一番外れにあった、瑞雲の模型。初見の本当に正直な感想をいうと「思ったよりも小さい」だった。空母に山ほど搭載することを考えれば当たり前なのだが。これまで色々な媒体で写真を見ていたにも関わらず、大きさの実感が掴めなかった理由も分かった。上の写真でもわかるように、水の上に浮かべられているので比較対象がないのだ。塗装の剥げなどまで再現されており、手間がかかっていることがよくわかる。

榛名は大丈夫?


 瑞雲のすぐそばにあったのがバンジージャンプ。噂の「大丈夫な榛名マット」は、横から見るとかなりシュールだ(笑)。すぐ隣に立っている金剛のパネルは、何故か牛丼モード。場内のパネルで、牛丼コラボの時のグラフィックなのは金剛だけである。
 そこから場内を逆送し、他のパネルを探索する。師匠も気合が入っているが、何故かそれ以上に目立っていたのがくまりんこ。



 師匠に洗脳でもされたんか……。


(以下パネル位置のネタバレになるため、スタンプラリーにこれから挑戦する方のために一応隠します)











謎の美少女と幻の珍獣

 パネル探しも、最初はけもフレほど苦戦しなかった。ただ、よみずいランド専用パンフレットを見てから気になっていたのが、↓の艦娘だった。パンフレットの解像度が低いせいか、最初はウォースパイトか誰かのように見えたのだ。しかし、ウォースパイトは別の場所にパネルがある。近付いてみて実物を確認し、初めて由良だと分かった。それも、瑞雲祭りの法被を羽織っているから、専用グラフィックである。



 迷子のガンビア・ベイもそれほど苦戦せずに発見できた。



 ところが、別の艦娘にやたら苦戦させられることになった。それが佐渡対馬である。ファミリー向けエリアのどこかにいるとパンフレットにはあるのに、まったく見つからない。パネルはスタンプラリーとワンセットになっているから、それなりに目立つはずなのに……。それほど広くないファミリー向けのエリアを、それこそ隅々まで走り回ったが影も形もない。
 ヒントになったのは、折から降り出した小雨から守るため、係員がスタンプ台に覆いをかけようとしたことだ。その場所は何回か目に入っていたものの、パネルらしきものが見当たらないのでスルーしていたのだ。
「スタンプ台が単独で置いてある……?」ふと目を凝らしてみて、ようやく見つからなかった理由が分かった。けもフレのホワイトタイガーの時と同じ理由である。

 


 他のパネルは全てアトラクションの「入り口」に置かれているにも関わらず、なぜか対馬佐渡のパネルだけがアトラクションの「中」、それも乗り物に直接貼り付けてあったのである。完全に盲点だった。 

総評

 私が今回よみずいランドに出かけたのは、前回東武動物公園けもフレイベントが案外面白かったからである。ところが、私はごく当たり前のことを失念していた。それは、東部動物公園は動物園で、よみうりランドは遊園地だということだ。
 何を当たり前のことを、と言われそうだが、こういうことだ。けもフレイベントの時は休日に参加し、人手の多さと混雑が印象に残っていたので、今回は平日を選んだ。しかし、動物園の動物は平日だろうが休日だろうが関係なく活動するけれど、遊園地のアトラクションはそうではない。人が来なければ休止してしまう。私は自分がアトラクションに参加できないので、他の提督たちがアトラクションを体験しているのを眺めて雰囲気を味わおうと思っていたが、さすがに平日には(提督らしき姿は何人も見かけたが)賑わいというほどの人手はない。
 けもフレのときと逆になってしまった。人が少なく、停止されたまま佇むアトラクションほど侘しいものもない(笑)。動物園ならこんなことはなかっただろう。つまり、私は平日に動物園に行き、休日に遊園地に行くべきだったのだ。


 などと言いながらも、土産屋で佐世保イベント限定のパンフレットを売っているのを見つけた私は、それなりに満足して帰途についたのであるが……。