参考になる

格ゲー“暗黒の10年”は、『鉄拳』を世界一売れる格闘ゲームへと鍛え上げた──世界市場に活路を拓いた戦略を訊く


 やっぱり原田氏のコメントは参考になるな……。西田氏が結論ありきの特定の方向に議論を持っていこうとしてるのを「いや」といっていちいち方向を修正してるという印象だったが(笑)。これだけ分析して、それを自分の言葉で説明してくれれば、感情的に納得いかない仕様変更があっても仕方ないと諦められる部分もある。ただ、個人的にはそれでもメガヒットではない作品を応援したいけど……。
 内容で特にショッキングだったのは「格闘ゲームは複雑化したから廃れたわけではない」というところ。これ「シューティングゲームは〜」とか、色々広げて語られる部分だと思うんだが。次には「じゃあ何故廃れた?」という話になる。格闘ゲームについては原田氏自身が分析しているが、他のジャンルは?
 とはいえ、実はシューティングゲームについては、データには基づかないけど私なりの推測があって、「ポリゴンと相性が悪い」のが仇になったんじゃないかという気がしている。ダライアスとかオトメディウスとかやってると、ポリゴン描写で敵の弾が当たってるんだか当たってないんだかわからないタイミングが結構あって、これってシューティングゲームには致命的なんじゃないかなーとか感じたことがあるからだ。

 あと、この記事って結局「IPが残るかどうかは、熱烈にIPを守ってくれる開発者がいるかどうか」の運だけが問題っていう結論になるんじゃ……(笑)。