弾切れを起こすシューティング

斑鳩 IKARUGA (Dreamcast)

斑鳩 IKARUGA (Dreamcast)


 斑鳩は、XBOX360がRRODして以来久しぶりで、腕は鈍りまくっていた。3面に辿りつくのが精々である。

 ところで、今回選べる「プロトタイプモード」というのは、これは箱版にあっただろうか? 記憶にないのだが。
 縦スクロールシューティングで「残弾制」というのには度肝を抜かれた。もちろん、弾を補充する手段は「敵弾の吸収」である。初期弾数は300発だが、このゲームはデフォルトがオート連射なので、ショットボタンを押しっぱなしにしているだけであっという間に残弾がなくなる。
 試しに弾を使いきってみたら、攻撃できなくなるわけではないが、ショットが飛ばず、自機の目の前にいる敵しか攻撃できなくなった。そうなると、特にボスの拡散弾がキツい。敵弾の間を抜けられる距離まで離れると、攻撃が届かなくなるからだ。また、そんな時は大抵「白の拡散弾に黒の自機狙い弾が混じる」もしくはその逆の場面が多いため、属性変換からの吸収で抜けることもできない。
 また、プロトタイプモードだと、いわゆるイージーモードが全然イージーでなくなる。打ち返し弾がないと弾の回収効率が格段に落ちるからだ。

 プロトタイプと名前が付いているが、もし斑鳩の原型がこれだったとすると、製品版で修正されてよかったと思う。ただでさえ難易度が低いゲームではないのに、これで弾まで残弾制だった日には……。