ジントニックには早すぎる

nico.ms


 アンソロで何度か描いていた作者さんによる、艦これスピンオフ。ゲストキャラを迎えつつ、酒の薀蓄を紹介する作品……になるのかな?
 目安箱とかみたいな狂気っぽい部分はなさそうだ(笑)。回想シーンのバーテンダーリシュリューだろうか(リボンがトリコロールカラーだから)。元々アンソロでも海外艦娘が中心だったし、この物語もそれっぽい気配はある。しかしガンビア・ベイは大人気だな……。

珍しい体験


 先日の子供パイロットに続き、今日も珍しい光景を見かけた。星と翼のパラドクスを始めて以来初めて目撃した、女性パイロットだ。それも二人。画面を見るのは失礼と思ったので、プレイスタイルなどは不明だ。ただ、女性プレイヤーがいるということ自体は喜ばしいし、ちょっと安心もした。

 さて、実はもう一つ面白い体験を。画面を見るのは失礼と言いつつ、こちらは思わず画面を注視してしまった。
 友達連れの二人のプレイヤーが、パラドクスを遊ぼうとしていた。恐らくは両方が経験者である。未プレイの方に説明すると、実は星と翼のパラドクスには「店内優先」とか「フレンドマッチ」のようなものは存在しない(大会などではこの限りではないと思われる)。友達と一緒に遊ぼうとしても、システム的にはそれを確約するものがないのだ。
 というわけで、この二人がやろうとしていたのは、恐らく誰もが考え付くことだった。二人同時にマッチングをかけるのである。パラドクスの筐体の稼動数から見て、マッチング待ちは数万とか数千とかいうオーダーではないだろう。ということは、同時にマッチングをかければ、ちょうど人数制限にかかるタイミングではない限り、同じ戦闘に参加できる可能性は高い。
 果たしてこの友達同士は、同じオーダーで組まれたようで、歓声を上げた。だが、私や他に順番待ちで並んでいたプレイヤーたちは、思わず耳を疑った。女性オペレーターの「マッチングが確定しました」という淡々とした声が、同時に「3ヵ所から」聞こえたからである。
 見ると、友人同士の二人のほかに、離れたところにいたまったくの他人が、まったく同じマッチングに入っていた。しかも皮肉なことに、友人同士が「敵同士」で、その片方が「その場にいる他人」とチームになっている。さらにややこしいことに、この「他人」のプレイヤーと同じネームのプレイヤーが、さらにその敵で店舗外からマッチングしているという非常に複雑な状況である(笑)。

 マッチングについては、実は私自身も面白い体験をしたことがあるが、その話はまた後日。

ふわふわタイム(物理)

 いつもだったら他人のプレイをまじまじと凝視することはないのだが、同一店舗から3人同時というマッチングなど滅多にない体験なので、ついつい目がいってしまった。最後の一人にである。NOVA(最高ランク)のプレイヤーのようだ。そして、そのプレイスタイルに二度驚かされた。

 先日、星翼の戦場の立ち回りのマクロな視点については、動画で紹介しているプレイヤーがいたが、ミクロな、つまり個々の戦闘については参考になる動画を探しあぐねているところだった。
 この上級者プレイヤーはどうしていたかというと、左レバーをちょんちょんと刻むように前後左右に動かして自機を跳ねるように移動させながら、右レバーを正対する方向に動かし、照準を調整していた。ホバリングではないが、長距離移動はしていないので近い状態である。それでいて、相手から見ると「照準を外されている」。そして、何より凄いのが、左レバーを戻して自機の慣性がゼロになった瞬間、つまり自分の照準が「動いていない瞬間」にしか、トリガーを引いていない。
 ガルパンにもそんな台詞があったが「移動しながらの攻撃は当たらない」。しかし「移動しなければ敵の的になる」。自分が反復移動を繰り返し、ちょうど慣性がゼロになる瞬間のみトリガーを引けば、両方の条件を満たせるわけだ。
 文章にすれば単純な話だが、右レバーの操作が神がかっていないと無理な芸当だ。自機の移動に加えて敵機の移動も織り込まないと照準が調整できないからだ。だから私のようなヘタレは「相手の弾装がなくなる、あるいは相手が方向転換しないといけないタイミング→こちらの照準が外れると思しき隙を狙って移動を止め、その瞬間に照準を敵に向けて撃ち、相手の攻撃が再開されたら自分も移動を再開して避ける」という戦術なのだが……。頭の中でどのような処理がされているのか見当もつかない。そういう意味で、最初の驚きとは別の意味でも驚かされた対戦だったのである。


追記:色々調べていてようやく気がついた。これが「フワステ」(フワフワステップ)だったのか! 道理で……じゃあ、パーツカスタムしないと同じことはできないということか……。