知らなかった

ルーンクエスト世界で遊ぶSLG『Six Ages: Ride Like the Wind』、縦スクロールSFアクション『Quartz』など注目7作 - 6月30日の新作感想


 あれ? ルーンクエスト(というかその背景世界の「グローランサ」)って、英雄戦争(Hero Wars)が勃発して赤の月が地上に激突したり、とんでもないことが起きてアヴァロンヒル版(日本語訳された版)はほとんど役に立たないような状況になったんじゃなかったっけ……と思って、改めて調べなおしたら、想像してたよりも遥かにややこしいことになっていた。


「ルーンクエストの歴史」、あるいは再誕のものがたり


 かつて、海外ファンタジーTRPGの勢力を二分すると言われたD&Dのトラブル、そしてRQのトラブルを見ていると、TRPGを展開していくのって本当に大変なんだな、と実感する。しかし、これで版権が再び一つにまとまり、復刊されるのであれば喜ぶべきことだと思う。
 これを見る限り、前述した「英雄戦争でルナー帝国が負けて赤の月が地上に激突する」は正史ではなく非公式の扱いのようだ。大規模戦闘ルールも整備されるようだし、サーター王国のアーグラス王子率いる嵐の神オーランスを始めとする勢力と、剃刀ジャ・イール・アリアッシュを擁するルナー帝国が激突する英雄戦争は「これから始まる」という扱いになるのだろう。