関係ないでしょ

未来のミライ、前作から40%減 2016年の3大インパクトの影響?


 普通に映画の中身がまずかったからなのでは(震え声)。
 あと、新海監督に期待しすぎるのもちょっと危ないと思うぞ。「君の名は」が破格だっただけで、次は元に戻るかもしれないし。

 結果的にだけど、新海監督と細田監督ってコインの表裏みたいな感じになってるイメージ。「ほしのこえ」で評価された新海監督の期待値が次回作、その次回作と下がっていったのと対照的に、ハウルで辛酸を舐めさせられた細田監督の評価が「時をかける少女」以降上がっていき、期待されていなかった新海監督が予想外のクリーンヒットを飛ばしたのと入れ替わるように、細田監督の評価が落ちる、と。
 二人をポスト宮崎監督みたいにいう人もいるけど、二人に共通する、そして二人が宮崎監督に絶対に及ばない点が「二人とも自分のやりたいこと、自分のカラーを最大限に押し出すと失敗する」という点。新海監督でいえば「失恋」がそうだったし、細田監督でいえば「子育て」が完全に鬼門になりつつある。
 不遇な状況で監督を務め、第三者が行き過ぎに歯止めをかけられるくらいが、ちょうど面白い作品が作れるのだろう。巨匠だ期待の星だと持ち上げられると、誰も止める人間がいなくなってしまう。その成れの果てが他人のIPを枯死させまくる押井監督だ。二人には、できればそうなってほしくない。