マジで殴り合い


 噛み合ってる4コマはともかく、噛み合ってないのを見るとホント、センスの殴り合いって感じがするな(笑)。

一番船に近いかも

kanmsu.com


 艦娘に慣れてると一瞬違和感があるけど、実は「乗り物に座乗し」、「乗り物が動いて敵弾を避ける」と考えると、ウォースパイトの艤装が一番原義としての「船」に近いような気もするんだよな。

大きな勘違いを

 発端は、ずっと前に紹介したこの動画。


 
 この動画に触れて以来、一度レトロ自販機を見てみたいと思いつつ、車に乗る習慣がないのでドライブインに行くのもなぁ……と躊躇していた。
 しかし別の動画を見て、東京近郊の相模原市にもレトロ自販機があることを知った。それも、近日なくなってしまうという。ならば、なくなる前に行ってみようと思い立った。


 場所は、JR相模線原当麻の駅から徒歩で30分程度である(この時点で「あれ?」と思った方は最後までお読みください)。
 「中古タイヤ市場 相模原店」。名前のとおり、中古タイヤの販売店の付属設備なので、ほとんどの客は車で来訪しているようだ。その場にいた客で、徒歩で来ていたのは私くらいではないだろうか。



 第一印象は「凄い人気だな」というものだった。写真に人が写らないようにするのも大変で、ひっきりなしに客が行き来している。うどんやラーメンの自販機があると聞いていたので、ここで昼食を取るつもりでいたが、調理待ちの客が何人もいたので断念した。
 印象に残ったのはまずおみくじ。



 ……おみくじは自販機というのだろうか(笑)。
 あとはこれ。



 まさか、甘い餡子の入ったお粥、なんだろうか。私がユーチューバーだったら買ってその場でチャレンジするだろうが、調理済みのものが出てくるのかどうかすら定かではなかったので、代わりに昔懐かしいミルクセーキ(味は普通のミルクセーキだった)を飲む。

 そして考える。何かがおかしい。閉店するなどという表示はどこにもない。これだけ客で賑わう場所を告知もなしにいきなり閉鎖するだろうか。レトロ自販機好きが閉店を惜しんで集まっているというわけでなく、普通に家族連れが大勢利用しているのだ。それにそもそも、動画で見たのとまったく情景が違う。
 そして、もう一度情報を調べ直して、自分が完全な勘違いをしていたことに気が付いた。




 私が辿りついたのは上の場所、そして閉店予定なのは下の場所の方である。実はこの二箇所、両方とも相模原市にある。「相模原市 レトロ自販機」のようなキーワードで探してしまったせいで、二つを取り違えてしまったのだ。また、私自身上の二つの動画が別の場所を指しているとはまったく思っていなかった。
 慌てて下の動画の場所に向かう。下の動画の場所「かみや商店」は、JR相模線/横浜線橋本駅からバスで終点の上大島という停留所で降り、徒歩3分くらいの場所にある。JRの同じ路線上なので、位置としてはさほど遠くない。


 停留所で降りてから目的地に着くまでに迷う。これまた予想外だったのだが、ドライブインみたいな形状にも関わらず、表通りに面しておらず、住宅街の一角にある。動画は周辺の情景を写していないのでわからなかった。



 また、自販機そのものが古い「中古タイヤ市場」と違い、「かみや商店」は自販機そのものはそれほど古くなく、そこに並べられているラインナップが一風変わっているという感じだった。ウィダーインゼリーをそのまま自販機に入れているのには少々驚いたが。



 そして、気になったのがこちら。



 見づらいかもしれないが「缶に入って出てきます」と書かれている。最初は「表示は瓶コーラだけど缶コーラが出てくる」とかそういう意味かと思ったが、オロナミンCやエスカップのように、缶に入ったバージョンの製品など聞いたことないものにも表示されている。
「まさか、中身を缶に移し変えて売ってるわけじゃないよな……?」と訝りつつ試しに買ってみると。



 最初「オロナミンCを買ったのにおーいお茶が出てきたじゃないか!」と思ったが。



 おーいお茶の缶がくりぬいてあり、そこにカポっとオロナミンCが入っている。なるほど「缶に入って出てくる」とはこういうことかと納得した。

 周囲をしばらく観察して、なんとなく閉店する理由が分かった気がした。
 動画では奥のシャッターが下りているので分かりづらいが、店名で分かるとおり、実は奥に酒屋があり、そっちがメインなのだ。それが閉店するので、付属する自販機もなくなる、という流れなのだろう。酒屋なので、タイヤ販売店と違って表通りに面していなくてもおかしくない。
 車で来訪する客がほとんどなのは上と同じだが、立地条件のせいかこちらは客の数自体が少ない。そういった違いもあるのかもしれないなどと思いつつ、その場を後にした。