いよいよ大詰め


 やっぱり昔やったゲームだから細かいことは忘れてるな。先代勇者が刑務所に投獄されてるのなんてまったく記憶になかったわ……。
 あと、ちょっと気になったのが、私がやった時は炎の剣を結構早いうちに取った記憶があるんだけど、このダンジョンって前倒して入ることってできないんだっけか……?

一昨日の続きの話

 さて、では今日は昨日のエントリの続き……ではなくて、一昨日の「Youtubeニコニコ動画」の続きの話である。
 Youtubeニコニコ動画の違いは何か。これについて考察した動画などもあるが、あえてそれは見ずに、私自身の環境における私見を述べたいと思う。


 前にも書いたが、私は長いことYoutubeを使わずニコニコ動画を使ってきた。それはニコニコ動画を応援したいという思いがあったと同時に、Youtubeが連続再生のやりにくいシステムだったからでもある。作業中に同じPVを流しっぱなしにしたい時とか、非常に不便なのだ。これまでにも、連続再生機能が実装されたと聞いては、操作方法も分からず放置してしまっていた。
 しかし、Youtubeを本格的に使い始めてふと思った。もしかして、Youtubeはわざと連続再生をやりにくくしているのではないかと。


 こんなことがあった。ある時、私がYoutubeを再生しっぱなしにして作業に熱中し、ふと画面に目を戻すと、マコなり社長が「おやつには素焼きのナッツを食べろ」とか「ユニクロで10枚同じ柄の黒い靴下を買え」とか熱弁していたのである。
 私は驚いた。Youtubeが履歴から関連動画を勧めてくるのは分かるが、私(の検索ワード)とマコなり社長には何の接点も考えられなかったからだ。
 しばらく考え、再生したらしき動画の履歴を見て、ようやくわかった。私は前に、GPDPocket2の使い勝手についての、ガジェット系動画を探したことがあった(多分吉田製作所辺りの動画だったと思う)。そのため、同じ作者の「今年買って後悔したもの、良かったものランキング」的な動画が再生され、そこから恐らくトーマスガジェマガの「ガジェットブロガーが買ってよかったもの19選」のような動画にジャンプし、そこからさらにマコなり社長の「無駄な時間をゼロにする最強のアイテム10選」という動画に飛んだ、らしい。

 上述の動画については、私のブログで紹介するような動画ではないのでリンクは貼らないが、私は考え込んでしまった。
 ニコニコ動画であれば、同じ動画を連続再生しているだけなのでこんなことは絶対起こらない。別の動画を探すにしても、基本的にはタグ検索を使うので、目的の動画と異なるジャンルの動画に誘導されることはまずない。上で述べた動画ジャンプの法則性では、キーワードすら共通していないのだ。私が最初に探していた動画と最後に再生していた動画には、何の繋がりもない。

 しかし──である。この「関連動画の曖昧さ」こそが、Youtubeの強みではないか──私は最近そう思うようになってきたのだ。
 探している動画とは別に、微妙に外れた動画を同時に推してくる──それ自体はインターネットというより、テレビの特性に近い。ニコニコ動画のような動画サイトとテレビの中間のような感覚だ。しかし、ユーザーにとっては余計なお世話……というわけでは、必ずしもない。このシステムがなければ、私はトーマスガジェマガやマコなり社長の存在も知らなかっただろう。また、hakuさんのレトロクソゲー調査隊やfategamesさんのマリオメーカーのような動画に出会うこともなかったはずだ。



 このシステムが一番有効に働くのはどんな時か。それは恐らく、そのジャンルの勢いがなくなった時だ。例えば私は、ニコニコ動画アイドルマスターや東方、艦これの動画を、タグから検索してチェックしている。この方法だと、そのタグに分類される新規動画の数が減ると、検索結果に如実に反映する。ヒットしてくる動画の数が明らかに減るからだ。結果、特定のジャンルの動画を探すためにそのサイトへとやってきたユーザーは、目的のジャンルの新規動画がなくなった時点で訪れるのをやめてしまう。
 ところが、Youtubeの検索は「曖昧」であり、検索結果ではなく「関連動画」という形で、類似ジャンルの別の動画を勧めてくる。その中でユーザーが「お、これは面白そうかも」と感じたものがあれば、最初に探そうとしていた動画のジャンルそのものの隆盛に関わらず、サイトからはユーザーは離れない。
 実際、私の場合、恐らくニコニコ動画を使っていたらまったく接点がなかったであろう、「台風が来た時にキャンピングカーで一晩過ごす動画」なんていう動画も見たりしている(恐らくゆるキャン△水曜どうでしょうからのジャンプと思われる)。

 ニコニコ動画の連続再生は私にとっては不可欠な機能なので、私はニコニコ動画を使うことはやめないだろう。今回Youtubeの比重が重くなったのも、あくまでも手持ちのデバイスに変化があったから(PS4を入手した、WiiUニコニコ動画のサービスが終わった)に過ぎない。何度も書いているとおり、人間の行動パターンは所有しているデバイスの性能に縛られるのだ。しかし、上述のようなYoutubeのシステムが、人間の心理を研究し尽くして構築されたものだとするならば、さすがというしかないと思った次第である。