二重の意味で不遇


 イングリッドはキャラとしても不遇だし、出演したファイティングジャムも不遇だった印象だな……。

 動画内でも言われているが、当初出演予定だったカプコンオールスターズが(ロケテストしたにも関わらず)発売中止になり、埋め合わせのように出演したファイティングジャムカプコン最後の2D格闘ゲームとなる。それすら最後としてお祭り的に力を入れて作ったというよりは「新規キャラのイングリッド以外はすべて既存のグラフィックの流用」「人気の出たカプエス2がパワーゲージなどゲームごとの仕様を選べたのに対し、ファイティングジャムは出身ゲームのシステムで固定され、いわば退化」など、もうカプコンには2D格闘ゲームを一から作る体制はないのではないかと邪推させる出来だった(既にこの時、スタッフ退社などの噂は各所で流れていた)。

 イングリッドの性能については動画の繰り返しになってしまうのでここには書かないが、マイナーチェンジバージョンが多く出る傾向にあるカプコン格闘ゲームの中で、しかも比較的人気の高い女性キャラで、2タイトル(ファイティングジャムとストゼロ3ダブルアッパー)しか出演していないのはワースト2位だと思われる。ちなみに最下位はウォーザード以外出演作がないタオ。何故ファイティングジャムはタバサやタオといった人気キャラではなく、使用キャラですらなかったハウザーやヌールを参戦させたのか、未だに謎である。
 私自身、このゲームをそれほど長期間やり込んだ記憶はないのだが……何故かイングリッドが技を放つ時の「無駄じゃ」というボイスだけは今も印象に残っている。
 それと、今回調べていて驚いたのが、このイングリッドのデザインを手がけたのが「真・サムライスピリッツ」などで有名な北千里さんだったことだ。ファイティングジャムだとキャラグラが森気楼さんで統一されているのでまったく気づかなかったが、確かに初出時のイラストを見てみると、どことなく面影を感じなくもない。

あれがなくなるのか……

trafficnews.jp


 ニュースを聞いた時、最初は「自分が渋谷に行ってた頃はなかったもので、思い入れも何もないし」と思っていたんだけど。



 実際に行ったことはほとんどなかったものの、ペルソナ5でこの情景を幾度も目にしていたことに気づいた。
 そっか、これがなくなるのか……。

完結したんじゃ

game.watch.impress.co.jp


 完結と同時に発表されたソシャゲのうち、片方がサービス終了し、もう片方が影も形も見えないままなのに、本編は頑張っている。揶揄する意味ではなく、DQXとFF14にも同じくらい頑張ってほしいな。
 え? FF11? もう動くパソコンがないからなぁ……。