複雑すぎる買収劇



 T&Eとファルコムハイドライドイースの最大の違いはどこかと言われたら……ユーザー視点だと、シリーズを続けたかどうかの違い、に見えてしまうなぁ。内藤氏と木屋氏、エースプログラマーが離れたことも、試行錯誤を続けつつしばらく低迷が続いたことも両社に共通している。幹部がソニーと喧嘩したというのが本当なら不幸な話だけど、似たような話はファルコム任天堂の間でも聞くし……。

私には合わないかな……


 この動画を見たのをきっかけに、Habiticaというアプリをちょっと使ってみた。
 ずっと前にGIGAZINEの記事で存在だけは知っていたんだけど、具体的なイメージが掴めなかったのと、使っている人を見たことがなかったので読み流していた。


gigazine.net


 で、ほんのちょっと使っただけだけど、私(の使い方)には合わないな、という感じ。
 RPG感覚でタスク管理ができるというのはちょっと便利かつワクワクするし、ドラクエウォークが出かけるモチベーションなら、こちらが日常のタスクをこなすモチベーションになれば……と思ったんだけど。
 委員長と違って、私はご飯を食べたり家事をするのにタスク管理は必要としていない。特に家事は特定の曜日に特定のことをすると決めているので、忘れるという概念があまりない(事情があってできない、ことはもちろんあるが)。じゃあ何をタスク管理したかったかというと「買い物」だ。歯磨き粉や整髪料、食器用洗剤とかトイレットペーパーとか。「何が切れたからアレを買わなきゃ、これを買わなきゃ」というのが、その場では気づいていても、出掛けた先では忘れてしまい、結果買わずに帰って物がなくて困ることがある。
 なので、それらの買い物をタスク管理したかったのだけど……このアプリの「タスク」って「日課」とか「月課」とか周期が決められていて、必ずそこで実行しないとペナルティになる。でも、私がやりたかったのは上記のとおり「なくなれば買う」ものをメモしたかったのであって、周期は決まっていない。
 もう一つあるのが「習慣」というメニュー。こちらはこちらで「習慣化する必要がある行動を登録するメニュー」つまり「運動」を登録して運動が苦手な人のモチベーションに繋げるとか、そういう使い方になっている。ここに、例えば「ハンドソープを買う」という「習慣」を載せてしまうと、「ハンドソープを買う」がメニューに載り続けるため、やはりハンドソープが足りないのか、足りてるのかというメモ代わりにはならない。
 では、別のメニューにあるToDoリストはどうかというと、これは基本的に一回達成すると消えてしまうので、反復ができない。基本的に消耗品の買い物は同じものを繰り返し買うことが多いけど、このアプリだとその都度一から入力する必要が出てきてしまう。

 言い方を変えると、このアプリは、私が一番使いたかった「不定期だけど同じことを繰り返す必要があるTodoの管理」には向いていなかった、ということだ。もちろん、使い方によってはとても便利なアプリなのだろう、とは思うけど。