百合といっても……?


 動画本編の内容とは直接関係がないんだけど、ちょっと気になったのが、家庭用ゲーム機で発売されているレベルの表現(もちろん直接的画像はなし)でも収益不可にされることがあるだな、ということ。もちろんYouTubeの利用実態を考えると、子供が目にする可能性も否定できないので、ある程度厳しくなるのはしょうがないとは思うんだけれども。この動画で紹介されている内容を考えると、テキストしかない古いゲームの方が内容的にはヤバいというのが、皮肉というか、アトラスが徐々にメジャーな存在になっていった証というか……。
 あと、は動画のテーマである百合展開そのものでいうと、ペルソナ3を女性主人公でプレイすると、雰囲気が全体的にそれっぽくなってしまうんだよね。男性主人公を想定していたものを、立ち位置だけ女性主人公に挿げ替えている訳だから、無理もない話だけれども。

姉の代からの因縁


 今回は本編というより、特装版限定のおまけの小冊子の方が気になった。ギャグ漫画なのに、連載15年目にして明らかにされる事実があるのか、という……。それほど大げさなものではないが、あかりの姉のあかねと、櫻子の姉の撫子が、一緒に生徒会役員をやってたっていう話だ。年齢的に計算が合うかどうかと思ったんだけど、あかねが大学1年生で、撫子は高校3年生なんだっけ。
 ちなつの姉のともこと違い、撫子は今あかねとほとんど繋がりがなさそうな感じだけど、考えてみるとあかりと櫻子とちなつ、つまりごらく部と生徒会メンバーのうち、姉がいると判明している人物は全員姉の代から関連がある間柄、ということになるな……。

デューダではない


 前巻が出た去年もちゃんと買ってたんだけど、展開が衝撃的だったのであえて触れなかった。今回は新展開後初の新刊ということで、どんな展開になるのかなと思っていたら、ちょっと予想とは違っていた。
 この展開というのは言うまでもなく「ハクメイが石貫會を抜けた」という話なんだけど、ハクメイと石貫會のメンバーは仕事上の繋がりだけじゃなく、割とプライベートでも繋がってる間柄だったので、それをあっさり捨ててしまって今後どうなるんだろう、というのが不安要素だった。
 雰囲気をガラッと変えるのかな、とも思ったが、最新刊を見てみると、ハクメイが石貫會を抜けて新しい職場に行っても、石貫會の古いメンバーが頻繁に登場したりしていて、むしろ逆にわざわざ勤め先を変える必要があったんだろうかと思ってしまった。まぁ、元々企業のヘッドハンティングみたいなものを想像するのは、この作品の作風には合ってないのかもしれないけど、ちょっと拍子抜けした気分だ。