結局はゲーム機なのかどうか


 動画内でも言われてるけど、かつてのカートリッジがそのまま使えるかどうかというのが気になるというのも、結局はこれがレトロゲーム機なのかどうかというのが多くの人が知りたいところだからだろう。ただ、色々な情報を集めてみると、これは少なくともレトロゲーム機としての展開は主目的ではないのではないか、と、作っている人たちの姿勢からはそう感じる。そこが、レトロゲームとしてのMSXの復活を求めているかつてのユーザーからすると、今一つ食指が動かないところだ。

最強の軍人から最弱へ


 ストリートファイター3はそれほどやっていないが、溜めキャラという特性がブロッキングの「レバーを前に入れる」という操作と相性が悪いというのは、なんとなくわかる。システムに愛されてないという意味では、この間紹介されていたアナカリスにも似ている。しかしそこで疑問なのが「突進技を当てると、ヒットしてるのにフレームが不利になる」という謎の調整についてだ。これはシステムと相性が悪いのと関係なく、純粋に技のバランス調整が良くない話である。
 ちょっと気になったのが、これはサードの話で、セカンドまではどうだったのかということだ。調べてみてもよくわからなかったが、セカンドまでが強すぎたのであれば、調整の結果こうなってしまったというのは仕方がないのかもしれない。
 なんかスト3は他のレトロ格ゲーと違い、当時はやり込んでいる人がいたものの後年まで続いていないっていう印象なんだけど、熱心なファンから見るとまた違うのだろうか。

ほんとそう

togetter.com


 これは本当にそう。
 私が後々まで酒席のネタにした、大学時代に友人達とヨーロッパに行った時のレストランでの体験談がある。

 友人と3人でレストランに入り、コース料理を頼んだところ、メインディッシュとして肉料理か魚料理を選べというメニューだったのに、3人のうち2人にオードブルでサラダが、もう一人には魚料理が出てきた。明らかにオーダーを間違えている。
 私たちは拙い英語で「違う、違う。三人同時に注文したんだから、二人にオードブル、一人にだけメインディッシュを持って来るのはおかしい」と指摘したところ、ウェイターはわかったと言って一回引き下がったものの、下げたものと同じものをそのままもう一回持ってきた。
 「これはさっき下げたやつじゃないのか」とみんなで主張したが「いや、違う。これはあなたが注文して、新たに作ってきたものだ」と頑として聞いてくれなかった。その間違えられた友人も、料理の出てくる順番が違うだけならまぁ……と言ってその場は納得した。
 で、次に二人のメインディッシュが出てくるタイミングで、てっきり一人だけオードブルのサラダが出てくるのかと思ったが、その友人にはもう一回全く同じメインディッシュが出てきたのだ。肉料理の皿を下げて、もう一回全く同じ肉料理を出すことに、全く疑問を感じていないようだった。もう一度オーダーミスを指摘したもののこれも全く通じず、今度は引っ込めようとすらしない。
 ただ友人からすると、オードブルの値段は明らかにメインディッシュより安いわけで、結局は損をするのは店の方だし、ここで押し問答するよりはそのまま食べてもいいだろうということで、メインディッシュを二回食べていた。これで割高料金を請求されたらさすがに怒るところだが、さすがにそれはなかった。
 その旅行中はそんな体験ばかりで、本当に注文したものがちゃんと出てくるっていうのは、実はすごいことなんだなっていうの改めて知った、という体験談である。