なんだこのネタ(寿司)は


 クソゲーの動画のはずだが、印象に残ったのは「料理がまずい」ということ(笑)。シリーズ前半は美味しいという反応が多かったので、アメリカでも外食は美味しいところが多いんだな、と思ってたんだけど、後半はやたら外れが多くて、動画主の人には悪いが笑ってしまった。
 寿司については、握り方よりもネタが何なのかというのが気になる。やっぱり赤いのはマグロで、オレンジはサーモンなんだろうか。一番奥のが何なのかすごい気になった。
 このシリーズは出かけた先で入手したゲームの紹介は個別の動画で行われるから、ここだけ見ると単なる旅行動画のようにも見える。実際、恐らく旅先にレトロゲーム機そのものは持って行けないだろうし、仮に持って行っても、ホテルやモーテルにそのまま使える環境があるとは限らない。持って行けるとしたら携帯ゲーム機くらいだろうか。私が以前探していた(そして諦めた)SFCのカートリッジがそのまま使える携帯型互換機みたいなのがあれば、その場で動作確認くらいはできるかもしれないが……。

ちなみにきっかけのゲームは

 ちなみに、何故一時期SFCの携帯互換機を探していたかというと、このゲームをやってみたかったから。



 正直に言うと、発売された頃はこのゲームをあまり評価していなかった。蓬莱学園は生徒数10万人の巨大学園という設定で、全校で180クラス、1クラスの生徒が500人いるっていう設定なのにも関わらず、スーパーファミコン版だと1クラスに500人どころか普通の学校程度の50人の生徒も見当たらないし、もちろんクラス数は180どころの話ではない。ぶっちゃけ巨大学園にも、もちろん蓬莱学園にも見えない。スーパーファミコン時代はこの形式のRPGが沢山出ており、それのガワを変えただけで、当時これで蓬莱学園の魅力が表現されているようにはちょっと思えなかった。
 では、どうして20年も経ってまたやりたい気分になったかというと、2077の記事で「日本でTRPGを題材にしたオープンワールドゲームを作れるとしたら蓬莱学園かな」みたいなことを書いたのがきっかけである。調べてみると、蓬莱学園を題材にした、今もプレイ可能な双方向型メディアミックス作品というのがもうこれしかないのだ。iモードアプリがあったという話もあるが、もちろん今からプレイすることはできない。
 スーパーファミコン時代の量産型RPGのガワを変えただけ、とさっき書いたけれど、この当時でも、学園を舞台にした今でいうところのペルソナのようなゲームというのは他にあまり例がない。今にしてそういう視点で見ると、実は画期的だったんじゃないかとも思える。また音楽も、あの頃は気にしていなかったが、ベイシスの崎元さんが手掛けている。


www.suruga-ya.jp


 だからこそなのか、駿河屋の買取価格も4万円に達している。スーパーファミコンのソフトで、限定ソフトではないのに買取が4万円というのは結構高い部類ではないだろうか。店頭にもデカデカと表示されていたりする。その人たちがみんな蓬莱学園のファンなのか、それともこのゲームの独自性というものを評価して、希少価値を見いだしているのかはわからないが。