実は高評価の武器?



 前回の動画で「引いちゃダメ」とまで言っていた人が「謝罪します」「最強です」を連呼していたので、そんなに評価が変わったのかと思って両方の動画の最後にあるランキングを見てみたら、実はそれほど劇的に評価が上がったというわけでもないという……(笑)。
 あちこちの検証動画とかを見る限り、この剣の「相手のバフを消す」という効果については、例えばドラクエ10とかだと賢者の「零の洗礼」とか手段が結構豊富に存在するものの、このゲームにおいては、プレイヤーに与えられた能力としてはこれがほぼ初めてだ。そういう意味では有用な武器という評価も分からなくはない。
 ただ、繰り返しになるけどメタルキングの剣ほど唯一無二の性能を持っているというところまではいかないというのが大方の評価、というのが1つ。
 そしてもう1つ私が躊躇するのは、この剣の能力が、それなりに段階を踏まないと発動しないのだが、ウォークモードだとどうしてもその段階が踏みにくく、敵のバフを消すという能力がなかなか活かしづらいという点だ。
 これで最終的にこの武器の評価が極めて高くなったとしても、実際それをどうやってウォークモードで使ったらいいのかというのが、ちょっと見当がつかない。逆に言えば、その手法が確立できるのであれば、私の環境でも非常に有用な武器だとは思う。

もう一人の裏の主人公


 大空スバルの時にも思ったけれど、配信者の人って、こういうRPGのストーリーを結構細かいところまで見てるんだな、っていう印象だった。私自身がペルソナ4をプレイした時には、生田目については「足立に踊らされた可哀想な人」っていうぐらいの認識しかなかったんだけど、ニュイが言うように、生田目が誤解したのは「生田目がテレビに放り込んだ相手を主人公たちが助けていたから、自分がみんなを助けたんだと誤解していたんだ」っていうのが、自分がプレイした時にはよくわかっていなかった。つまり生田目の行動理念みたいなものが、今一つ理解できていなかった。
 実況動画を見た後に考察サイトを見て、「主人公たちと生田目は、自分たちの視点から見てうまくいっているように見える方法を繰り返しているという点において違いがない」という意見を見てハッとした。


w.atwiki.jp


 確かにその通りだ。結局マヨナカテレビで何が起きるかは裏付けが取れないし、主人公たちも生田目と同じ状況に陥らなかったとは言い切れない。考察サイトでも言われているように、主人公たちと生田目を別ったのは究極的には運なのかもしれないし、ニュイはそこを「仲間がいたかどうか」と言っている。
 彼女の言うことももっともで、ペルソナ4では仲間同士の会話によって新たな気づきを得たり、意見を修正したりという場面が何度も描かれている。仲間がいなければ、主人公たちの誰が同じ状況になっていても、生田目と同じような間違いをしたかもしれない、というのは非常によくわかる。こういう点、自分がプレイ済みのゲームであっても、実況を見ることでさらに気付きを得られるというのはなかなか面白い体験だと思う。