ブループロトコルのPC版サービスが開始される前から、家庭用コンシューマー機に移植されるのを待っていたので、先日プレイステーション5でのサービスが始まったと聞いて、早速インストールした。遊び始めるのには数日かかってしまったけれど、実際遊んでみての感想を書いていきたい。
まだ始めたばかりだからというのもあるのだろうが、巷で言われるほど出来が悪いだろうか、というのが正直な感想で、今のところはそれなりに楽しんで遊べている。もしかしたらPC版の頃には今よりも状況がひどくて、改善された結果今のような状況になっておるのかもしれないし、やり込んでいくと問題点が見えてくるのかもしれない。ただ、原神の時は目当てのキャラを引くまでまともに遊び始める気がしなかったのと違い、このゲームではガチャでキャラを当てる必要はないので、そういう意味では最初からちゃんと遊べたというのは良かった。
あちこちで言われているが、最近のゲームだけあって、グラフィックは素晴らしい。とはいえ、このゲームはMMORPGというよりはやはりMORPGに近い感じだ。ストーリーを先に進めるためのミッションクエストもソロでクリアしていくタイプのものが多いので、他のプレイヤーとすれ違うことはあっても、協力しあって何かするという状況にはまだ今のところなっていない。
現状ここまで遊んでいて難点を述べるとすると、これは巷でも言われていることだが、やはり一番目に挙げなければならないのはUIだろう。特に画面にカーソルが現れる場面で、選択肢にカーソルがデフォルトで合ってないのはちょっと気になる。
例えばこういう場面で、初期値でOKのところにカーソルが来ておらず、画面左上からカーソルを持ってくる必要がある。これは完全にマウスキーボード向けのUIで、パッドに最適化されてない感じがする。
そしてもう一つ気になるのが、ログイン時間が長いほど周りのPCとNPCの表示が消えていくというバグである。これは、もしフレンドとかパーティーメンバーと遊ぶことを想定すると、非常に気になるバグだろう。こちらのスクリーンショットを見てほしい。
これはFF14でいうところのエーテライトの周りで、ゴールデンタイムにも関わらず、プレイヤーの姿がまばらである。一見、もう過疎ってしまったのかと思ってしまうが、実はこの直後にログインし直した状態がこのスクリーンショットだ。
つまりプレイヤーたちはログインしていなかったのではなく、私の画面に表示されていないだけで、実際には存在していたのである。これはPCだけではなくNPCにも発生する事象で、クエストの進行に必要なNPCが表示されなかったりすることもあるらしい。しかし私の環境で気になったのはむしろPCの方だった。長い時間ログインしっぱなしの状態にすると、自分以外人っ子一人いない、廃墟をうろついているかのような気分になる。しかし実際には、恐らく私から相手が見えないだけで、相手からは私が見えているのだろう。このバグはマルチプレイヤーゲームとしては結構影響が大きいので、早めに対応した方が良いと思う。
私自身のプレイ所見としては、ドラクエ10やFF11と違ってFF14に近い。どういう意味かというと、誰かに誘われてそこにいるわけではなく、自分一人の状態で始めている。よってこの世界の中で誰かにフレンドに誘われたりコミュニティに参加したりすることがない限り、原神と同様長く続けることはなさそうだ。アクションRPGは他のゲームと並行して進めるのは難しいし。
