毎年恒例の2023年のまとめだけれども、今回コンシューマーゲームとTRPGについては事情があって明日に回し、今日は映画とアニメとソーシャルゲームについてまとめたい。
映画の話
まず映画について。
今年劇場で見た映画は、なんと3本しかなかった。劇場版ダンジョンズアンドドラゴンズとスーパーマリオムービー、ガールズ&パンツァーだ。
ダンジョンズアンドドラゴンズについては、公開前にかなり低く評価していながら、実際に見てみたらかなり面白かった。まずいないと思うが、もし私の事前の低評価を見て、行くのをやめた人がいたらごめんなさい。
巷で言われているように、ここのところMCU(ディズニー)やDCなどの作品はドラマを含む他のシリーズを見ていないと登場人物や設定がさっぱり分からなかったり、後に繋ぐことを前提とした伏線ばかり貼りまくって分かりづらい展開になっている。それに比べ本作は、純粋に娯楽作品として単純明快で、指輪物語ほど複雑でもなく、原作となるTRPGを知らない人にも安心して勧められる。それでいて、原作となるTRPG版を知っている人にはニヤリとできるネタが満載で、ほぼほぼ文句ない名作だ。不安があるとすると人気と知名度だ。自分が事前に低評価しておきながら何を言っているのかと怒られそうだが、もうちょっと評価されても良かった作品じゃないかと思う。
仮に公開日が半年後にずれていたとしたら、ディズニーが不作を連発して、スーパーマリオのようなライバルもなく、もっと人が入ったのかもしれない。そう考えると残念だ。
そしてスーパーマリオの劇場版。こちらについては「知っておいた方がいいだろう」と見に行った作品だ。実際ドラクエムービーとは違い、求められているクオリティはクリアしていると思う。ただ、個人的に絶賛するかというと微妙だ。これは前にも書いたとおり、クッパが悪役に徹しきれてないのが、時代の流れという感じで、ちょっと寂しかった。ピーチに愛を説くんじゃなくて、普通に世界征服を目的にして欲しかった。
そしてガールズ&パンツァーの最終章。これに関してはもう待ちに待ったという感じで、公開時期以外に文句をつける部分はない。展開も王道で、終わってみれば結果についてはまぁ予想通りに落ち着いている。決勝戦は大洗対聖グロリアーナ女学院で、テレビ版の冒頭、最初の1戦の雪辱戦ということで話としてもまとまっている。
ただ前にも書いたとおり、この状態で残り1話ではなく2話というのだけがよくわからない。この先どんでん返しがあるのか、それとも落ち着くべきところに落ち着いて作品としては終了なのか、というのは非常に気になる。後は、次こそもうちょっと短いスパンで出して欲しい。
アニメの話
次はアニメの話になるが、去年のエントリを読み返してみたところ、実質エッジランナーのことしかほとんど書いていなかった。では今年は何を見たかと言われると、江戸前エルフだ。
この作品もダンジョンズアンドドラゴンズと同様、私自身の評価は高いものの、世間的な評価はそう見えないのが残念だ。個人的には是非2期を作って、仙台のエルフにも登場してもらいたいものだが……。
ソーシャルゲームの話
最後にソーシャルゲームの話だ。2023年は、特に私のように位置情報ゲームを推している人間にとっては、非常に豊作な年だった。これまでは指折り数えるほどしかなかったものが、メジャータイトルがいきなり2つもサービス開始している。それもほぼ同時にだ。
ところで、世間的にはソーシャルゲームを同時で3つくらいプレイするのが平均らしい。
私自身は今、艦これとデレステ、FGO、ウマ娘をプレイしている。ウマ娘はほぼログポ勢なので数だけは平均的だが、位置情報ゲームを入れるとドラクエウォークと駅メモ、ポケモン、モンハン、信長と途端にタイトル数がとんでもないことになる。
しかし、ポケモンとモンハン、信長についてはほぼプレイしていないも同然だ。これらのゲームは普通のソーシャルゲームと違い、ログインボーナスの意味が薄い。起動状態にして歩いていないと実質的に進行できない作品だ。つまり上でいうところの「ソーシャルゲームは平均同時に3つプレイされる」という法則が成り立たない。3つのゲームを常時起動しながら歩くためには、スマホが3台必要になってしまう。
というわけでインストールだけはしているが、実質プレイしているのは駅メモとドラクエウォークの2つだけに近い(この二つは起動タイミングが被らない)。ただ信長もモンハンも飽きたとかつまらないという理由ではなく、どちらのゲームも進行できなくなったのが原因である。
そして本命のドラクエウォークについては、去年も似たようなことを書いたが、今年も本当に私自身のライフスタイルを大きく変えたと言ってもいいゲームである。今年の5月に魔物ランドキャンペーンが始まったことで、南関東一帯の動物園をいくつも回ることになったが、その大半はキャンペーンがなければ絶対に訪れることはなかった場所だ。
去年も「初めて訪れた場所が多い」とまとめに書いたが、今年はこのキャンペーンのおかげでそれ以上に多くの場所を回ることができた。ドラクエウォークを始めるまで、これほどアグレッシブにあちこちを訪れたことはなかった気がする。繰り返しになるが、そういう意味で私にとって、DQWは単にゲームとして遊んでいるというだけではなく、現実世界をいい意味で侵食しつつある、貴重な体験をもたらしてくれたゲームということになる。あとはとにかく続いてほしい。希望はそれだけだ。
これも毎年定番のセリフですが、今年1年、拙文にお付き合いいただき、誠にありがとうございました。よろしければ来年もまたお会いしましょう。