最近、どうも保守的になってきた気がする。そんな風に思っていた。
先日も、今もなお現役で頑張っているSigmarion3の予備用バッテリーとスタイラスを買おうとしてDocomoショップに「在庫がありません」と断られた。どうも最近のNetWalkerや工人舎のPM、Moperaは肌に合わない(キーボードが打ちにくいのがどうにも…)。
それだけではない。未だにMDプレイヤーが現役で、ソリッドオーディオの類はほとんど使っていない(貰い物のIpodnanoが部屋のどこかに眠っているくらい)。もちろんItuneで音楽をダウンロードしたこともない。
自宅のPCはXP以前のOSばかりで7どころかVistaすらなく、実家に帰ればVaioTypeU(TypePではなく)をCRTディスプレイに繋いで使っている。
新しいものを追いかけているといえば携帯ゲーム機くらいだ。それだって、今使っているDSLiteが壊れれば、iやLLではなくてもう一度Liteを探すだろう。
昔はもっと新しいものを追いかけていたはずなのに…と、寂寥感に浸ったりしていたのだが。
ある時友人Aさんと、今までに使ったノートPCの話をしていたところ──
◇
B「私が最初に買ったノートはPC−9801Nかなぁ」
A「うわ、初代ですね。それって高かったんじゃ?」
B「いや、中古のやつですよ。7万くらいだったかな。98のゲームができるノートがどうしても欲しくて。
で、次が98Aile。これは初任給で買いました」
A「ほうほう」
B「でも、その後PC98系のソフトが動く一番小さいノートを求めて、違うAileを探したりしましたね」
A「それは、発売されて間もなくですか?」
B「いや、もう大分経ってから中古で。でも結局なくてw Mobioを買いました。あれは可愛いマシンだった。使いもしないのに今も持ってますよw」
A「それは新発売の?」
B「いや、確かアウトレット品を、発売されて大分経ってからですね。安くなってて助かった。
でもAileを修理したり改装したりするのに結構投資したから、あんまりお買い得という感じはしなかったです」
A「…ええっと、PC98の前は88VAでしたっけ」
B「そうそう、高校生の時かな。X68000を買ったからって、友達から譲ってもらったんです。自宅まで自分で持って帰ってくれるならという条件だったんですが、あれを持って帰るのには苦労したなぁw」
A「ビットさんって、昔から古いものが好きだったんですねー」
◇
…え? あれ?
「昔から古い物が好き?」
しかし言われてみれば…MSX2のゲームが出なくなってからもMSX2をずっと使ってたり、PCエンジンがFXになってからもずっとGTを使っていたり…。
どうやら私は、最近どころかずーーーっと前から、古いものを捨てられないというか、旬を外れたモノが好きな性格だったらしい…。とほほ。