ハリアーＰはとにかく作品発表のペースが速く、それでいて外れがほとんどない。響や伊織など原作とはちょっと異なる味付けのされているキャラもいるため、できれば初期発表作品から順に見ていった方がいいと思うが、これに慣れてしまうとむしろ原作に違和感を感じてしまうほどの個性の強さ。それでいて話が破綻しておらず、また見せ方が非常に巧みである。
ダイヤルアップＰは動画の作り方が丁寧で、またこの１年間発表のペースもコンスタントだったがクオリティが落ちず、あっという間にたくさんの固定ファンを作った。基本的には昔のパソコン通信と呼ばれていた頃のチャットルームでのやり取りしかないという限定された状況の中で、ここまで幅広い表現のできる力量にひたすら感服する。ここで発表された作品がとりあえずの最終話とのことだが、気長に次回作を待ちたいと思う。
