やっぱりか


アナログゲームショップ経営者がTRPG(D&D)の扱いについて語る


 最初のまとめ主の説明のところにもあるように、これ最初「TRPGは全部商売としてなりたたない」みたいなまとめられ方してたので思わず読んだんだけど、やっぱりD&D特有の問題っていうことでまとめられ直したのね。それならよくわかる。実は、TRPG全般にまで話を広げられても「今、日本製のTRPGのほとんどは書店流通で再販制度の対象になってるからデッドストックになることはない」で話が終わってしまう。単価もD&Dほど高くないし(もちろん、だからといって他のTRPGは危機感を持つ必要はまったくないという意味ではなく)。
 逆にいうと、こういう問題点があったからこそ鈴吹社長はTRPGの書店流通に非常に強いこだわりを持ってたんだよね、きっと。その辺はかなり昔のゲーマーズ・フィールドとかに書いてあったはず。その辺りの先見の明はさすが、という感じ。
 もちろんTRPGががっぽがっぽ儲かる大ヒット商品とは誰も思ってないけれど、前にこのブログで取り上げた井上ジュンイチ氏の言葉を借りるなら「出版不況のなか、サプリが出せる程度にはなんとか売れている」ということなんだろう。


 それにしても、MTGで一財産築いた会社だけあって商売のやり方が凄いですな。