回顧趣味でなく趣味回顧

NECがWindows 7タブレット「LaVie Touch」を発表、PC感覚でも利用可能に



 これを見て、SIMPLEM思い出したんだけど。


"シンプルさ"を基調とした新型パソコン「simplem(シンプレム)」を発売



 今でいう液晶一体型PCのはしりのようなマシンだけど、当時はあまり受け入れられなかった。SIMPLEM名義のシリーズがこの後続いていかなかったことからもわかる。私はメビウススタイルの次くらいには好きだったけど、その頃の部屋のレイアウト上、液晶を置く場所とキーボードを置く場所に高低差があったのでワイヤレスRFがまともに反応するか心配だったこと、ワイヤレスキーボードのストロークが深すぎて今ひとつ打ち難かった(その前まで使ってたのがノートPCだったし)ので結局買うことはなかった。
 一般的には、まだデスクトップPCとノートPCの性能差が結構大きかった頃であるにも関わらず、SIMPLEMやメビウススタイルはノートPC用の基盤を使用しており(だからPCカードスロットがついている)拡張性がほとんどなく、しかも当時のPCはテレビ機能がなかったのでテレビの代わりにもならないという、いかにも半端な位置づけなのが仇となったのだと思う。時代を先取りしすぎたマシンだった。

 NECの開発者にしてみれば新製品をSIMPLEMと比較されるのは心外だろうけど、私にはどうしてもWINDOWS7がタブレットマシンに向いたOSには思えない……。SIMPLEMと同じく、時代を先取りしすぎたマシンになってしまうのではないかという懸念が消えないのだ。嫌いではないコンセプトのマシンなだけに、そうならないことを祈ってはいるのだが……。


NEC、10万円を切る14型ノートの新シリーズ「LaVie E」


 しかし、NECの新品ノートが値引きとかなしの初期店頭価格で10万円を切ってしまう時代か……。
 私が初任給で月賦で買ったPC−9821Ls13なんて、403,000円だったんですぜ……?