- 作者: 菊池たけし/F.E.A.R.
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2011/12/16
- メディア: 単行本
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書店で表紙を見かけてはいたのだが、上級ルールブックと同じ青系の表紙だったので間違えてスルーしてしまった。西方ガイドの話題をあちこちで見かけて「はて、いつ発売になったんだっけ?」と思わず確認してしまった。
補足のさらに補足
早速だが昨日のエントリの再補足になる。昨日「所持金が足りない場合は後衛系を」と書いたが「ヒーラーだけは絶対除外すること」と付け加えておく。地域クラス「ヒーラー」は、旧版同様スキルの使用に所持金を消費するクラスであるため、金銭が潤沢にある環境でなければ絶対選ぶべきではないだろう。ストレスがたまるだけだからだ。
新クラス・ドルイド
そして、新版から新たに付け加えられたクラス「ドルイド」も、どちらかといえばGMが気を使う必要があるクラスである。主力スキルの多くに「対妖魔、魔獣、魔族限定」という条件がかかっているため、これらが登場しないシナリオだとかなり活躍が制限される。もちろん、これらの種族がまったく登場しないシナリオというのはむしろ珍しいかもしれないが、例えばリプレイ・レジェンドシリーズなどのように状況が限定されたキャンペーンの場合の場合は起こり得る。
これらのスキルは、スレイヤー系のスキルのように対象をプレイヤー自身が選ぶことができず、常に「対妖魔、魔獣、魔族限定」になる分なおさらである。ナイトの騎乗ルール同様、環境によってはGMが新クラスの選択そのものを止めさせた方がいいかもしれない。
追加ルールその他
西方専用のレジェンドルールの他に、旧版の上級ルールブックにあったランダムダンジョンルールが再録された。これはちょっと意外だった。むしろ今需要があるのはシナリオクラフトルールの方ではないかと思っていたからだ。敢えてシナリオクラフトルールを選ばず、ランダムダンジョンルールや闘技場ルールを追加していくことで、アルシャードシリーズやダブルクロスシリーズとの差別化を図ろうということなのかもしれない。
元々アリアンロッドはアルシャードやダブルクロスに比べて、PCの強さがレベルが上がる毎に等比級数的に上がっていくので全レベル対応型のシナリオクラフトルールは作りにくいのかな、とは思っていたのだが……。個人的にはシナリオクラフトルールの追加を待ち望んでいる(ランダムダンジョンをカジュアルの環境でプレイしたら数回で飽きられてしまったので)。