3つのどれでもない

ガラケーユーザーの言い分「流行に流されたくない!」


 この3つって、記事を書いているライターさんの個人的な言い分じゃないの……?

 ライターなのに同じニコニコニュースの別の記事をちゃんと見てないのか、と思ったけど転載元が違うのか(前の記事はマイナビニュースだった)。
 私が変え(られ)ない理由は、「スマートホンのココがイヤ!」にあったとおり。「打ちにくい」「バッテリの減りが早い」「すぐフリーズする」。これは1000人を対象にしたアンケート調査で、%単位ではっきりと結果が出ている。上の記事を書いたライターは、聞き込みしたっていうけどどこの誰にどんな風に何人くらいに聞き込みしたか聞きたいわ。

 まぁ、ダヴィンチと同じでSPA! の記事にいちいち突っ込む方が負けなのかも知れないが(笑)。

蛇足

 ──とまぁ、ちょっと前までの私だったらここまででエントリを終えているところなのだが、ちょっと追記しておく。

 よく考えたら私は、こだわりを持ってフィーチャーフォン1台持ちを続けている人からしてみると裏切り者のようなものかもしれない。それくらい今の私の環境はiPodTouchに拠るところが大きい。通信機能こそないがiPodTouchはスマホとほぼ同じ機能を持っており、あとは「私自身がiPodTouchを活用している『用途』に通信機能は必要か?」という話になる。
 今のところ一番大きいの音楽プレイヤーとしての役割で、二番目が電子ブックリーダーだ。iPodTouchの容量には限りがあるが、もしTouchをiPhoneに変えて通信機能がつき、クラウドに保存している音楽データや自炊した電子書籍データにアクセスできるのであれば、容量上限の悩みからはほぼ解放される。
 ところが、である。今の日本の法制度下においては、データをクラウドに保存することは、例え本人しか使えないようなパスワードを掛けてあったとしても、私的利用としての複製とは認められないという判例が出ている。よって自分が持っているCDや書籍を電子化したものであったとしても、クラウドに保存することは著作権法違反の疑いが濃い、ということになる。そうなると、音楽プレイヤーや電子ブックリーダーとして使う場合、データは端末内に保持せざるを得ず、通信機能を備えている必要は必ずしもない。*1
 通信機能が必須なのはウェブブラウズ、メール、GPSなどだろうが、これらは全て私のフィーチャーフォンでも網羅できる。動画の再生もYoutubeニコニコ動画ともにフィーチャーフォンで対応できる。難点は画面が小さいことくらいだ。

 というわけで、今のところiPodTouchとフィーチャーフォンの二台持ちがとても便利なせいか、一時期ほどテンキーつきスマホにこだわる気持ちもなくなってきている。スマホとして必要な機能は、通信機能が必須なもの以外iPodTouchでフォローできるし、現状でフィーチャーフォンスマホに変えても、多分二台持ちは変わらないだろうからだ。むしろ今のフィーチャーフォンのサービスがいつまでちゃんと続いてくれるかの方が気になっているくらいである。

*1:なお、最近いろいろなところでクラウドクラウドと持て囃す傾向が強いが、この最高裁の判決はそれに冷や水をぶっかける重要な判例である。余計なお世話かもしれないが、関係者は是が非でも知っておくべきだろう。