必死だな(その1)

パトレイバー】吉祥寺に実物大イングラム登場! あまりの人気に警察からデッキアップ中止要請もwww(リンク切れ)


 こんなイベントいくらやったって、映像作品の出来とは何の関係もないのに。「関係者必死だな(笑)」という感想しか浮かばない。
 しかし、ゆうきまさみさんや出渕さんは悔しいだろうなあ。自分たちが若い頃、まだ業界でデビューする前から温めてきたアイデアをやっと作品化したのに、同じ仕事をしていた仲間からボコボコに貶され馬鹿にされて、しかも何年も経ってからその貶して馬鹿にした張本人に企画を乗っ取られるなんて……。しかもその本人はこんなコメントしてるんだぜ。


鬼才・押井守総監督が明かすその裏側「今、なぜ実写でパトレイバーなのか?」


 このインタビュー読むとはらわたが煮えくり返るね。今回の実写は本当の意味での原点回帰とか、正気か? パトレイバーという企画の「原点」に押井が参加してないことは、古いファンなら誰でも知ってる。パトレイバーの原点はゆうきまさみさんと出渕さん、伊藤さんで書いたアイデアノートなんだから。
 「二度とやらないと何度も思った」のなら二度とやらないで欲しかった。自分の作品では一番スポンサーを儲けさせた作品とか言ってるけど、結局スポンサーがついた部分は、インタビューの中で散々虚仮にしてる出渕さんがデザインした98式であり、「他のヘッドギアのメンバーが作った部分」に過ぎない。結局、押井の作った部分は売れてないんだよ。
 だいたい、押井の実写に「グリフォンが出るか」とか(もちろん、押井が担当してた部分ではグリフォンところかシャフト・エンタープライズすら登場したことはない)「押井の作品は難解だと思ってた」とか、そんな程度の人間がインタビューしてるのがそもそもどうなの。お前はうる星やつらのTV版見たことねえのかよ! と言いたい。


 まぁ、順当になかった扱いですね。はい。