スーパーペリーヌ爆誕秘話 - びるとてぃるとのかけら（仮）

　私の中では「１≒３＞＞２」って感じ。

（以下ネタバレあり）

・第二期最終話からあの劇場版の「綺麗なペリーヌさん」までの間に何が起きたのかを描いた話。

・前回のシャッキーニペアもそうだけど、今回のペリーヌ＆リーネ＆アメリートリオだとなおさら疑問に思ったのは、第１話のカールスラント組みたいな軍属じゃないウィッチの扱いはどうなってるんだろうということ（シャッキーニは辛うじて軍属なのか？）。ストライカーユニットは軍の基地でオーヴァーホールしてるし、軍から戦況の報告も受けてるっぽいし、物資の授受も軍とやり取りしてるように見えるが……。

・リーネもペリーヌの腹心／右腕が板についてる感じ。これに加えて忠実な執事のジャンポールまでいるのか……。

・リーネがユリウスに「お風呂、入ろっか」といったシーンで「ガタッ」となった紳士は私だけではないと信じたい（笑）。サービスシーンがあるかどうかよりも「あのリーネが５０１以外の、それも（子供とはいえ）男性と風呂に入るのか！？」というのが衝撃だった。しかし実際は、リーネは服を着たままで水をかけてあげるだけ。さすが正妻、淫獣以外に肌は晒さないのか……（笑）。

・目玉焼きを食べるシーンでラピュタを思い出してみたり。食べ物の美味しそうなアニメは（ｒｙ

・そして２期を引きずってるんじゃないかと思うくらい災難に見舞われるペリーヌ。サービスシーンまで披露したのに……。ペリーヌをいじりたくなる気持ちは、まぁ、わかる（笑）。リーネやると後が怖そうだしな……。

・５０６にユリウスが石を投げるシーンで「あ、これあかんやつや」と（笑）。私はこの手の「ウィッチを信じてなかった普通の人がウィッチに助けられる」パターン*1に弱いんだわ……。

・尺が短い……。「私たちがウィッチだとは言えないですね」からバレるまで「溜め」がほとんどなかった……。

・執事有能すぎる（笑）。しかしさすがにストライカーユニットまでは隠しておけなかったか。

・今回の戦闘シーンは、シリーズでも珍しい「陸戦型ネウロイとストライカーユニットを持たない空戦ウィッチの地上戦」。*2空戦ウィッチが地上に引き摺り下ろされるとどんなに脆いかというのがよくわかる。やっぱりウィッチの強さは（陸戦タイプのタンク型ユニットも含め）機動力なんだよな……。

・クライマックスが「空を飛ばないネウロイが、地上の構造物に立て篭もって隙間からビームを乱射」って、それ２と同じパターンや……。

・この兄妹みたいな子たちが、成長したらペリーヌの「人脈」っていう武器になるんだろうな。

・エンディングで森の中に佇む３人が女神すぎる……。

・スタッフロールにエイラの名前があって「あれ？　出てたっけ？」と思ったら、なんとＣパートに登場。*3

・ラジオで散々突っ込まれてた「リーネが芳佳に贈った白衣」の話、まだ引っ張るんか（笑）。

・今回はちゃんと劇場版のエピソードに繋がってたのも好印象だった。２は繋がるシーンがなかったんだよな……。

・やっぱり３０分では尺が短いというのが正直な印象。ウィッチバレのシーンもそうだけど、全体的に伏線からそれを解決するシーンまでに間がなさすぎて駆け足な感じがしてしまう。

・特にこのシーンはあった方がよかった、と思ったのは、一つが「疎開先で子供たちが教育を受ける余裕がないことを目の当たりにするシーン」。学校開設のモチベーションに繋がる大事な場面だから、説明だけで済ませないで欲しかった。
　二つ目が「アメリーの空戦シーン」。「片翼の魔女たち」のレギュラーだったのに、劇場版から通して戦闘シーン皆無は可哀想だろ……。キービジュアルではちゃんと武器を構えて立ってるのに！

・とはいえ、細かいところが目につくのは全体的に話としては面白くて満足いったから。相対的に２の評価が……。キャラのせいじゃないと思うけど、マルセイユってメインとしてならともかくサブキャラではすごい動かしづらいよな……。

・５０１のメンバーではバルクホルンが好きだったけど、そんな私がペリーヌに転びそうになるくらい今回のペリーヌはよかった。ユリウスにウィッチであることを糾弾された時、アメリーは「ペリーヌだって、家族や何もかもを目の前でネウロイのせいで失ったけど、それでも戦っているんだ」と擁護してもよかったはず。それをしなかった（させなかった）のがすごい。あと、あれだけ敬愛していた坂本少佐について今回一度も言及しなかった。どこかで「１期２期で一番成長したのはペリーヌ」という説を読んだ気がするけど、今回のＯＶＡ３を見ると納得できる。このままいけばいつかは、アメリーが夢で見たという「アルティメットペリーヌ」になる日がくるかもしれない（笑）。