何日かに渡って今年買ったゲームの感想を書いてきたが、ぶっちゃけもし他人にお勧めするとしたら、今日紹介するこれだろう。
https://www.nintendo.co.jp/titles/50010000023456/
(DL専用ゲームでアマゾンのページがないので、3DS版の公式ページへのリンク)
実はこのゲーム、知った順序が発売順と逆で、こちらのページでiOS版を知り、そこに「PSP版からの移植」「面白いけど難点は操作性」とあったので「じゃあ元のPSP版をやればいいんじゃね?」と考えたのがきっかけ。
iOS版の紹介ページにあるとおり、一言でいえば「錬金術の代わりに料理をするアトリエシリーズの旧作品」。画面構成なども明らかにそれを意識して作られている。なので、お勧めする対象もはっきりしていて「昔のアトリエシリーズが好きだった人」だ。もちろん、作業とかが苦にならない、むしろ大好きな人向けである。
カレンダーはあるが時間制限はないようで、ゲーム展開には比較的余裕がある。シンボルエンカウントではなくランダムエンカウントで、町のすぐ隣にある森に入る程度でも、容赦なく敵が出現する。レベルが上がっても基本的には状況が変わらず、エンカウント率を下げるエスケープを覚えるのが5人目の仲間でやっとで、しかもダンジョンから一発帰還する魔法やスキルがないと知った時には軽くショックだった(笑)。
明日以降に書く「フロンティアゲート」を始めてしまったため、こちらは中断しているが、それでもお勧めするとすればこちらだろう。今更PSP版を買う奇矯な人間は私くらいだろうが、3DS版なら現役だ。グラフィックはSFCやPSの初期の頃の作品っぽいし(買う前に公式ページで画面が見れるのでそれでも抵抗がなければ)、感動のストーリーが存在するわけでもないが、ちまちまやるにはこれくらいでちょうどいい。
何よりお勧めする理由は600円という価格だ。文庫本一冊の値段でRPGが一本買える。もちろん追加課金や広告やスタミナなんてものは存在せず、安心して遊べるのが素晴らしい。ガラケーからの移植のようだが、これに追随するゲームがもっといっぱい出てきてくれれば……なんて思ったりする。とはいえ、PSPはもう手遅れっぽいけど、3DSは低価格ゲームの需要があって、ランキングにも結構入ってきてるんだよな。そちらはまだ希望がありそうだ。